ムサビ通信の特色

ムサビ通信ってどんなところ?

武蔵野美術大学は知っていても、武蔵野美術大学の通信ってよくわからない。そもそも美術やデザインが通信で学べるの?
そんな方のために、ムサビ通信の特色をまとめました。

1. 70年以上の歴史。美大通信のパイオニア

武蔵野美術大学の通信教育課程(ムサビ通信)は1951年以来、美術分野における通信教育の先駆者として、70年以上にわたり学びの場を提供してきました。誰もが美術を学べる環境を目指し、独自の教育システムを築いています。

2. 充実のスクーリング

スクーリングでは、キャンパスで教員から直接指導を受けることができます。専門的な技法や素材にも触れることができ、学生同士の交流も活発です。他大学と比べて日数や授業時間が多く、学びの密度が高いのも特徴。真剣に取り組む姿勢と集中力が求められます。

3. きめ細やかな添削指導

通信授業課題に対しては、現役の美術家や研究者である教員が丁寧に添削を行います。添削では個々の学習状況や成果に応じた具体的なアドバイスが得られます。質の高いフィードバックにより、学びの理解と表現力を深めていくことができます。

4. 幅広く造形を学ぶ

造形総合科目では、専攻に関わらずさまざまな造形分野を学ぶことができます。デッサンや絵画をはじめ、工芸や彫刻、デザイン、イラストレーション、マルチメディアなど、多彩な科目が揃っています。自分の専門領域を超えた視点や技術を身につけることができます。

5. 未経験者も歓迎

美術大学に対して「デッサンが描けないと入れない」といったイメージがあるかもしれませんが、ムサビ通信は未経験者も歓迎します。入学にあたっては実技試験はなく、必要書類による選考のみが行われます。これまで培った感性や価値観を尊重しながら、それぞれの表現を磨いていく学びの場です。

6. 時間や場所にとらわれない柔軟性

ムサビ通信は通信授業のほか、メディア授業(オンデマンド型・オンラインスクーリング型)も用意され、学習の多くは自宅で行うことになります。時間の制約がある方、地方に在住されている方などにとっても無理なく学びを継続できる環境が整っています。

7. 3年次からの編入学も可能

大学や短期大学等を卒業された方は、美術やデザインの経験がなくても3年次編入学が可能です。学科別専門科目は1年次配当科目から順番に履修するほか、並行して造形総合科目でも基礎的な科目を履修することで、着実に力をつけていくことができます。

8. 美術大学ならではの学習環境

美術・デザインに特化した図書館や美術館、民俗資料室、イメージライブラリーなど、美術大学ならではの充実した施設を活用できます。また、東京国立博物館や東京国立近代美術館などの常設展が無料になる「キャンパスメンバーズ制度」も利用することができます。

9. 教員免許状・学芸員資格の取得が可能

教員免許状・学芸員資格取得のための資格課程も用意。教職課程では中学校1種(美術)・高等学校1種(美術・工芸)の教員免許状取得を目指すことができます。美術に関係する仕事や、美術教員を志す学生も多く学んでいます。

10. 人生を豊かにする自己成長の場

仕事や家庭の事情、進学のハードルなどで美術大学への進学をあきらめていた方も、ムサビ通信なら創作を続けることができます。芸術を生活に取り入れることは、新たな活力にもつながります。入学後は、高校卒業後すぐの方から社会人、シニア層まで、年齢や職業の異なる多様な人々と学びを共にします。互いに刺激を受けながら学び合うなかで、表現の幅や価値観が広がることでしょう。さらに、卒業制作に向けて自分の表現と深く向き合う経験は、卒業後の創作活動や人生そのものを、より豊かにしてくれるはずです。