授業の構成と流れ
造形の基礎を身につけ、専門性を磨く入学から卒業までのカリキュラム。
ムサビ通信のカリキュラムは、「文化総合科目」「造形総合科目」「学科別専門科目」からなり、それぞれ必要な単位を修得することで卒業、つまり学士（造形）の学位を取得することができます。
単位とは、履修した科目を十分に学習したと認められる場合に与えられるもので、年次ごとに計画的に履修することが重要です。1～2年次には基礎固めができる科目を積極的に学び、3～4年次に専門性を身につける科目を履修することで、効率的に学習を深めていくことができます。
文化総合科目
幅広い学問分野と造形の理論を学ぶ。
さまざまな学問分野と造形をつなぐ科目群です。
美術やデザインなどの専門分野は、社会や他の学問との関わりのなかで成り立っていくものです。
文化総合科目では、美術史や造形理論に関わる科目から、人文科学、社会科学、自然科学など諸学問分野の基礎的、応用的な授業科目、さらに外国語、健康やスポーツ等に関する科目も開設され、多彩な科目から各自の関心に合わせて選択し、受講することができます。
造形総合科目
造形の基礎や総合力を身につける。
あらゆる造形分野に共通する、基礎的・総合的な能力を習得するための授業が網羅されている科目群です。
デッサンや絵画、工芸、デザインなどの造形力を身につける科目のほか、コンピュータを用いた造形やマルチメディア関連など、今日的な情報環境に関する科目も多数開講されます。興味関心に合わせて自由に選択し、受講することができます。
学科別専門科目
自身の表現や関心を深め、専門性を高める。
専門分野をより深く、横断的に学ぶため、4つのコースそれぞれに開設される科目群です。
どのコースでも年次ごとに「必修科目」や「選択必修科目」が設定されており、年次が上がるほど専門性も高まっていきます。卒業を前に全員が取り組む「卒業制作」もこれに含まれます。編入学の場合でも、学科別専門科目は基礎から順番に取り組みます。初学者は文化総合科目や造形総合科目も並行して学び、基礎を固めることを推奨します。
授業形態
ムサビ通信の学び方は大きく3種類あります。自宅で課題に取り組む「通信授業」、キャンパスで教員から直接指導を受ける「面接授業（スクーリング）」、オンラインでの双方向授業である「メディア授業（オンデマンド・オンラインスクーリング）」。
通信教育の長い歴史の中で培った確かなノウハウを活用し、学生それぞれの仕事や日常生活と両立させながら、効率的に学ぶことができる場を提供しています。
通信授業
自宅で自分のペースで学び丁寧な添削指導が受けられる
本学教員を中心に第一線の美術家や研究者が執筆した教科書と、課題や学習方法を詳しく記した学習指導書を使用する自宅学習型の授業です。通学せずに、自分のペースで学習を進められるのが特徴。提出されたレポートや実技課題作品には、担当教員からきめ細かな添削指導が行われ、理解を深めながら着実に学べます。
Webの活用
レポート課題の提出・添削は郵便とWebによって行われます。インターネット初心者も「コンピュータリテラシーⅠ・Ⅱ」を受講することで、Web環境の幅広い活用方法を身につけることができます。
全国10会場での科目試験
単位修得のための科目試験（筆記試験）は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡、鹿児島、沖縄の10会場で年6回、日曜・祝日に実施されます。
面接授業
キャンパスで直接指導を受け深く学び、新たな視点と出会う
大学キャンパスで教員から直接指導を受ける対面形式の授業です。実技科目を中心に、造形表現を幅広く学べる内容が揃っており、学生同士の交流も活発です。日頃の学習で生まれた疑問をその場で質問できるため、新たな気づきや視点が得られる貴重な機会となります。他大学に比べて面接授業の機会が多いのも、ムサビ通信ならではの特徴です。
学習効果を高める補助プログラム「オンラインプラス」
一部の面接授業科目には、授業の予習や復習を目的とした補助プログラム「オンラインプラス」が設置されています。PCやスマートフォン、タブレットで自由な時間にアクセスし、学習効果を高めることができます。
技法の習得をサポート「造形ファイル」
造形表現における素材や道具、技法などの理解と習得をサポートするため、豊富な動画や静止画などを大学のWebページ上に掲載しています。
造形ファイル
https://zokeifile.musabi.ac.jp
多くの学生が参加する夏期スクーリング
夏期スクーリングでは、最も多くの面接授業科目が開講されます。多くの学生と成果を共有しながら、より豊かな体験を通して学んでいきます
メディア授業（オンデマンド・オンラインスクーリング）
時間や場所にとらわれず高い教育効果を実現
オンライン上で行われる授業です。録画授業を視聴するオンデマンド型と、遠隔会議システムを用いたオンラインスクーリング型の2種類があり、通学せずに、自由な時間や場所で学習が可能です。Web上のプラットフォームを活用することで、教員への質問や学生同士の意見交換も行え、対面に近い学習効果が得られます。
修了テストまでWeb上で完結
メディア授業は、オンライン上で完結する授業科目です。講義への参加はもちろん、レポート提出や、修了テストも Web上で受験します。
単位について
単位の修得
1年間に学習できる単位の上限は40単位（資格関連の科目を除く）。年度始めに履修登録し、単位の修得を目指します。
ムサビ通信のカリキュラムは、「文化総合科目」「造形総合科目」「学科別専門科目」からなり、それぞれ必要な単位を修得することで卒業、つまり学士（造形）の学位を取得することができます。単位とは、履修した科目を十分に学習したと認められる場合に与えられるもので、年次ごとに計画的に履修することが重要です。1～2年次には基礎固めができる科目を積極的に学び、3～4年次に専門性を身につける科目を履修することで、効率的に学習を深めていくことができます。
卒業に必要な単位
卒業には124単位以上（スクーリングおよびメディア授業の30単位を含む）の修得が必要です。内訳は「文化総合科目」40単位、「造形総合科目」24単位、「学科別専門科目」30単位、その他、左記の3つの科目群および「教職に関する科目」・「博物館に関する科目」いずれかの科目区分より30単位（認定単位含む）です。なお、「学科別専門科目」の単位には、学科・コースごとの必修科目（卒業制作含む）、選択必修科目を含みます。
入学から卒業までの履修単位
- 文化総合科目、および造形総合科目は、原則として年次の指定がなく、自由に選択することができます。
- 年間の履修登録単位数の上限は40単位です。
