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本は平面のページが綴じられています。 2つ折りにしたページに切れ目を入れ、ひらくとオブジェクトが空間に現れます。「切る/折る」という2つの動作があり、回数、位置、長さ、角度の要素の組み合わせで無限に変化します。
透明な5つのレイヤーによって、クラゲのどのような生体構造から1 匹のクラゲとして成り立つか、正面からそして斜めから、目視できる作品です。光の反射も損なわないよう発光させ、クラゲの個性を反映させています。
慣用句や身近な言葉たちを、漢字 1 文字とさまざまな仕掛けで表した作品です。「恋に落ちる」「筆を走らせる」など全 8 点の言葉を立体で制作し、どんな言葉が表現されているかを推理して遊ぶことができます。
ガチャガチャを回してQRコードを読み込むと、ラジオのように人の声で地域の魅力を紹介する作品です。地域活動をしている街の皆さんに参加してもらい制作しました。声の主を想像しながら、地域の魅力に耳を傾けてみませんか?
質感を表すオノマトペと素材を結びつけ、多様な触感に触れる標本を制作しました。鉛筆という身近なツールに素材で、「触る」だけでなく「持つ」ことで質感によって道具の使い心地が左右されるのを体感できます。
人間の脳には、日常生活に氾濫する情報を素早く処理する「アンコンシャスバイアス」=無意識のバイアス(思い込み)が備わっています。その存在を知ってもらうために、webアプリケーションを制作しました。
現実空間の再現を逸脱するメッセージ
文学の「レトリック」という技法が、デザインの考え方に似ていると考え、広告制作のビジュアルをレトリックの構造に当てはめることで、そのビジュアルの構造を言語化および視覚化することをテーマに書籍をつくりました。
形を真似て漢字で遊ぶ
幼稚園〜小学校低学年を対象に、漢字の正しい形を覚えるためのパズルを作りました。色やカードを頼りにボードの上でパーツを組み合わせて、色や音、触り心地を”感じ”ながら、漢字の形を楽しんでいただきたいです。
外国語話者を対象とした医療診断ツール
日本語も英語も話せない人と医療従事者のコミュニケーションツールです。タブレットのピクトグラムを指さし、時には図を描くことにより、自分の病状を伝えられるよう、痛み編、その他編、状況編の3編で構成しました。
「やばい」という言葉が、いかに広い意味を持つかを体感できるツールです。形容詞辞典から置き換えのできる言葉を4つに分類し、タップすると意味とイラストが変化します。「やばい」を入り口に、様々な日本語と出会うきっかけとなれば幸いです。
あらゆる人の世界の感じ方や考え方が否定されず、体験出来る世界を作りたいと制作したゲームである。生物それぞれが知覚する世界があるように、人間も様々な生い立ち、考え方、信仰している宗教などでも世界の感じ方は変わるのである。
目で見る世界の災害
16,414件。1900年から2022年の間に、人類が経験した自然災害の数です。そのうち、犠牲者が100人を超えた大規模災害2,662件のビジュアライゼーションを7つの災害カテゴリ別に行いました。災害の存在を意識する体感装置になればと思いました。
草原と生きもの/雑木林と生きもの/水辺と生きもの
生き物と触れ合う経験が少なくなった今の子どもたちに、草木の中をかき分けながら生き物探しをするように、切り絵ページをめくることで擬似体験を行い、新潟県の身近な生態系について発想を広げられる図鑑です。
百人一首は当時の歌人たちの歌を一首ずつ選び、編纂された最古のベストアルバム。厳しい身分社会を11の身分別にまとめ直し、俯瞰して全体像がわかる年表と、詳細な歌人情報がわかる二つのメディアを作りました。
日本各地では様々なしめかざりが受け継がれ、昔は各家庭でしめ縄を綯うことが一般的だったとか。伝承されている藁細工の技法を取り入れつつ、NOW(なう)で作りたくなるしめかざりを綯う(なう)ことができるようまとめました。
「やる気のある話し方とは?」という疑問からスタートし、話し方と表情でやる気の度合いを表現、実際に体感できる装置を作りました。スライダーの操作により話し方と表情が変化し、やる気の度合いを目と耳で体験出来ます。
イタズラの可能性は∞
子ども達はあらゆるモノと思ってもみないような関わり方をします。心身の成長に必要な子どもの「イタズラ」に着目し、「初めて出会う未知のモノ=地球外生命体」と捉え、コーキシンオー星人と名付け絵本を作りました。
カタチはまぼろし
山の稜線に線は実在せず、波跡の線もただの砂粒だったりします。解像度や背景とのコントラストによって見え方が変わる作品を考えました。私たちが見ている世界がいかに曖昧なものかを感じ取って頂ければ幸いです。
金魚は審美性が重要視され、品種改良や交配が盛んです。実在する品種と日本の伝統行事にまつわる植物を元に、祭礼を象徴する新品種を生み出す試みをしました。デジタルで作画し、ジークレー印刷でテクスチャの再現度を高めました。
同じ種類のモノをひとまとめにするカテゴリーについて、8つの視点から考察し、その抽象的な概念を写真や図を用いて解説しました。知っているようでよく知らなかったカテゴリーの世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。
肉眼では知覚できない水が創り出す一瞬の造形美を捉えるため、時間軸で切り取った静止画を等間隔に並べて光源を当て、動きを可視化する装置を作りました。「散る」「跳ねる」「弾ける」という水の造形を視覚化しました。
演奏のタイミングのずれや体内リズムを調整することで、ジャズをより身近に楽しめるグルーヴ。解析データを元にジャズ曲をゲーム化し、聴覚・視覚を刺激しながら「内なるグルーヴ」を呼び起こすよう試みました。
リサージュ曲線を用いて1分間で1つの図形を描くようプログラムし、微妙なビジュアル変化で時間が感じ取れる時計をつくりました。数式が描くかたちのおもしろさと、数字表記ではない曖昧な時間認識を体験してほしいです。
記憶の中に定着された色という情報を、手に取れるかたちにしました。動物園の動物たちの色を元に糸を染め、自然物である石のかたちに再構成し、動物園で過ごした時間を思い出すスーベニアとなることを想定しました。
自分の生活圏に存在する多様な矢印をリサーチし、置かれた環境に左右されることで、迷いを誘発しやすい性質を生態系に見立て図鑑を作りました。そして便利さ故に安易に扱うことへのアイロニイを含んだ提案をしました。
会話の中で思わず発してしまう〈あのー〉、〈そのー〉、〈えーと〉などのコトバは、「〈ま〉を埋める」という意味のフィラー(=filler)です。コトバの〈ま〉を埋める妖精「マヲウメル」たちの役割を知ってください。
カリグラフィーのブロードエッジペンには、古代ギリシャから葦ペン、羽ペン、金属ペンに至るまで長い歴史があります。ストローなど身近な材料で自作したペンで文字を書く動画をとおして素材の違いを感じてください。
悩んでいた体の不調をキャラクター化し、「にゅーさんす(nuisance=厄介者)」と名付けました。その克服のため、様々な健康法を試行錯誤し、彼らとうまく付き合って行けるようになった実体験を漫画にしてまとめました。
日本全国の高等学校を偏差値と学校数で集計し、都道府県別に立体化したダイアグラムです。都心と地方の学力格差の根源は、地方の学校選択の不自由さにあります。都心と地方の圧倒的な選択肢の格差を体感してください。
直角二等辺三角形のユニットを用い、文字や図形(形態表現)の可能性を実験したウォールグラフィです。手に取って動かしてみると、形体の秩序や形状の合理性、そして構成の多様性を直感的に楽しむことができます。
一字一字意味を持つ漢字は、構成している部位にも字形本来の意味があります。子供に正しい漢字を教えるうち、誤字は間違いではないかもしれないと思い立ち、四字熟語や偏と旁を組み替える回転装置を作りました。
東京湾の砂浜に10kmごとにガラス板を置き、その真下から採取したマイクロプラスチックを小瓶につめました。採取地の地図情報を示し、身近な海の現状を手に持って体感して伝えるダイアグラムの作成を試みました。
無作為に選んだ100個のお椀を、特徴的な横からの同一アングルで集積させた時、"お椀の形"という概念の具体的なイメージが表れました。積層して見えた形を、構造を変えず変容させると、その表現の豊かさは無限です。
愛知県瀬戸市で作られる陶磁器「せともの」。土が白く良質であるという特徴を生かし、素から白い「せともの」としてブランディングを行いました。ce/toのロゴから3分類の特別なギフトシーンの提案をしています。
600年の歴史を持つ日本の生け花を、簡単に再現できるテンプレートを作成し、初めての生け花を体験できるワークショップを行いました。生け花の本質を15に絞り、英文へ変換する過程でシンプルなメッセージにしました。
牛乳が注がれる瞬間をきっかけに、ほのかな甘さやなめらかな舌ざわりなど牛乳を構成する要素を白い線だけで表現しました。意識の中に牛乳のイメージがあるからこそ、私たちは白い曲線に牛乳を感じることができます。
人は表皮という視覚を頼りにものの中身を想像していますが、表皮と断面が同時に見える視界を目の当たりしたとき、どのような感覚を持つのか。バナナの持つ視覚的な可能性を縦、横、斜めの全方位でメディア化を試みました。
光の現象を7つ抜き出し、小さな標本箱の中に表現しました。鑑賞者自身の手で標本箱に光を差し込むことで、日常生活でいろいろな光と接していることに気づき、光の不思議さや面白さを体感してもらいたいと考えました。
水に導かれ訪れた場所を起点に、気になるヒト・コト・モノをひたすら追い記録して並べることで、「人々がその土地で生きてきた物語」が姿を現した。説話生成の立証と仮説的映像から成る2作品は、水によって循環し合う螺旋構造を持っている。
バレエの動きは[pas](パ)と呼ばれ、多くがフランス語です。私がバレエを学ぶ際、pasの意味を理解することで目指す動きをイメージしやすく、上達の助けになると感じたことが作品の背景です。バレエを学ばれる方の役に立てたら幸いです。
日本には欧米のギフトやプレゼントとは異なる独自の「祝」の文化があります。子供に関わるものは、健康で丈夫に育つことへの願いと共に、子供の成長を「記録」に残す大切な機会です。その1つのカタチを提案しました。
様々な分野にギークと呼ばれるディープなファンがいます。実際にギーク達を取材し、9個のコミュニティ誌を作成し、コミュニティを間取り図化することで、精通している者同士の「間」つまり距離感の取り方を可視化しました。
私たちは、食という形で多くのものから命を分けてもらっています。料理から出るゴミは、いわば命の欠片です。その野菜クズの繊維で和紙を漉きました。日々の献立により変わる素材が、個性的な表情と色を醸し出します。我が家の3ヶ月分の命の彩りです。
焚き火の変幻自在の表情を炎のオブジェとしてとらえ、「3D-Vision」とフォトブックにまとめました。「3D-Vision」はスマートフォンを使って、自分だけの焚き火を手に入れることができます。焚き火を、手軽に楽しむための新しいカタチです。
デザイナーによって調整されてしまう人とモノとの関係を可変し提示することで、その限界をさぐる試みです。「使えること」と「使いやすいこと」の違いを感じ、限界に触れることで、新たな価値を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
モノのもつ機能や利便性という当たり前の要素を放棄したらどうなるか?条件や制約から解き放たれ、自由な意思を持ったノートが見せる様々な反逆の中に、デザインの本質を逆説的に表現しました。各ノートに仕込まれたネタに気付いて欲しいです。
私たちの生活を支えている電気エネルギーを、起こすこと、使うことを体感し見つめなおします。自転車を漕ぐエネルギーは小さな砂浜へ伝達され、参加者自ら発電した電気によって描かれた砂の軌跡は、エネルギーの視覚化です。
電車好きの息子が、電車をきっかけに文字や数字を覚えたりしています。その大好きな気持ちを活かせるオモチャを作りたいと誕生した知育玩具です。電車型のサイコロ、山手線の駅名のパズル、スゴロクなど家族や友だちと楽しめます。
滅びつつある在来種の豆を求めて、自家採種で作り続けている地元北海道の農家を訪ね歩き、その魅力を豆の持つ美しい「色」で表現することを目指し、豆の名を色名に冠した自然美あふれる 18 本のクレヨンを制作しました。
魚介パズルは、「マグロ」「イカ」「ホタテ」の3種類の魚介類を、身体を上段に、骨格・内臓の部位を下段に、2層パズル化した知育玩具です。遊びながら、普段食べている魚介への関心を持ってもらえると嬉しいです。
もっと便利に、もっと豊かにと道具(科学)は進化し続けてきましたが、人類は時々その使い方を間違え同じ過ちを繰り返します。人類の本質は幾千年もの間進化していないのではないかと、原発のあり方について考える作品としました。
デザインを通じて女性の在り方に一石を投じたファッションデザイナーの作品のシルエットを、当時の社会情勢と共に体感できる映像作品を作りました。女性の辿ってきた歴史と、経済と密接な美の基準の作為的な側面を感じていただけたら幸いです。
市場にあふれているタール系着色料から私たちは逃れることが困難です。この作品は私のタール系着色料の歴史をトーンチャートで表現し、着色された食品を視覚化することで、矛盾をシニカルに美しく表現しました。
余白が持つ効果に一定の法則があることを見出したことをきっかけに、立方体をオブジェクトとした写真を撮影し、その仮説を実証する試みを行いました。それを元に、余白の有無で感じ方の違いが体感できる冊子を作成し、考察を記述しました。
見るだけでは気づきにくい文字の微妙な形の違いは、立体にして手で触ると実感しやすくなることを発見。Futura/Univers/Optimaの3つの書体を比べながら、それぞれの特徴や文字の設計の工夫を伝える立体作品を制作しました。
地域のシニアのコミュニティサロンのために、足し算、引き算、掛け算の簡単な計算を繰り返しながら指先を使い、参加者同志がコミュニケーションできる3つのボードゲームを制作しました。
「絶滅」は環境に適応できなかったことで起こります。私達ヒトという動物が変えた地球環境に適応するため、絶滅危惧種がもしも進化し続けたら…。どんな進化を遂げて未来の地球に生きるか、時間を操作しながら見て下さい。
物語はいつも一方通行のお話でいつも同じ結末をむかえる。そんな物語にもっと沢山の可能性があるのではないかと考え、「赤ずきん」を題材に「もしもこの場面でこうだったら」とお話を分岐させ、100話分の絵本を作りました。
アリは巧みにコミュニケーションを図り家族で集団生活を営みます。アリのミクロの世界を観察するアニメーションを通して、お互いを思い分かち合う家族や社会とのコミュニケーションについて、考えるきっかけになれば幸いです。
1才から5才くらいのこどもは、言語習得の過程で言い間違いをします。こどもの言葉には、おとなの心をやわらかくする力があります。社会の中でこどもたちの役割は大きいと感じ、こどもの言葉に耳を傾ける姿勢を表現しました。
食べる時の音で違いを聞き分ける「聞きビスケット」を体験する装置「ビスコトーン」を制作しました。よい歯ざわりには、材料はもちろん生地の無数の空洞が必要です。舌ではなく耳でじっくりと味わってみてください。
台湾と日本のハーフという立場から、2つの国の違いをビジュアルで対比させることで、互いの新たな魅力や発見を伝える2冊の本を制作しました。日本と台湾の関係がより良いものになることを願っています。
10年間もの引き籠りと鬱の生活を、自身の力で如何に克服したかを、当事者の目線で綴りました。ゲームの攻略本の体裁で、読み手の敷居を低くした点も前例の無い試みです。悩める人々の救いの指針になれたらと思います。
自身のメタボリックシンドローム解消を発端に、 地域の“丘陵”という特性を住民の健康維持に生かし、フィットネスでつながる地域コミュニティや地域経済の活性化を目指していくプロジェクトの提案映像を制作しました。
専業農家に生まれ、幼い頃から農業に親しんできました。農業に対する理解を深めることが、未来の農業にとって重要な役割となると思い、3年かけて実家の生活を取材し、月ごとの農作業をカレンダーにまとめた作品を制作しました。
水は変幻自在。与えられた動きに応じて様々に変化する水の動きや、いくつかの波紋が互いに干渉しあうことで偶然に生まれた美しい形を光によって可視化し、美しいパターンをグラフィックとして表現しました。
「電車の窓がもしiPadだったら」という発想から、タッチパネルディスプレイを車窓に見立て、風景と情報をたぐり寄せることができるインタラクティブ作品です。開発者や地主への取材を元に、現在の街とロストしゆく里山の姿を体感してください。
かつて活気に満ちた時代と共にあった昭和のプロレスを、敬遠されがちなイメージから脱却したグラフィックアートにしました。ポスターやアートブックとして日常に違和感無く存在し、明るさと活力を生むツールとして機能することを目的としています。
一見とっつきにくくなじみも薄い漢詩にユルい絵と口語訳、注釈をつけ、「恋」「酒」「日々」のテーマと解説の4冊を制作しました。表意文字の漢字だから表現できるゆたかな世界。今でも共感できる詩も多く詠まれています。
宝石は数億年前の地殻変動によって生成され、多様な色をもつ自然の鉱物です。特に色が豊富なサファイアの顕微鏡写真から色を抽出し、忠実にアクリル片を染色。サファイアの美しさを再現し万華鏡に閉じ込めました。
人が操られているようにも見えるスマートフォン。一歩引いて関係を見直しては?という想いをインフォグラフィックスにしました。身振りによって作品に「ちょっかい」をかけられる仕掛けを施した参加型の作品です。
街にある文字は街を構成する細胞のようなものでもある。吉祥寺に点在する『通り』毎に、まるで集落を形成するかのごとくうごめく文字たちを採取し、リアリティを保持したまま原寸大で本の中へと閉じ込め、街を再構成した。
イギリス出身の夫やその周辺から気付かされた「日本の西洋を模した生活の独自性」をインフォグラフィックスムービーで紹介した。日本文化の成立ちと発展、現代の日本文化と将来について考えるきっかけとなればと幸いである。http://vimeo.com/39192784
新潟の浜辺に国境を越えてやって来る漂着物。言葉も用途も分からないそれらのルーツを探ってみたいと、4カ国語に翻訳したブログなどで情報提供を呼びかけた。ショッピングするように、漂着物の検索ができるサイトを制作した。http://www.hamazon-store.com/
この作品を作るきっかけとなったのは「義肢装具士」という職業と出会ったことです。この本を通じて体を支えてくれる職業があることを知ってもらい、身体に不安がある人が少しでも安心することができたらと思いました。
茨城で活動する友人のつくり手を、紹介というコミュニケーションリレー形式で取材し、つくり手から生まれる「モノ語り」を57人57冊の本にした。「つくりっぽ」は、水戸に住む人を表す「みとっぽ」という言葉をヒントに造語した。
大気汚染や食品問題、タバコなどにより、病気の種(毒素)が知らぬ間に体内へ侵入しています。被験者にパネルウェアを着用してもらい、体に映像を投影することでデトックスの理解を深める体感型作品に挑戦しました。
自分自身が人見知りなこともあり、ゲームで楽しく遊びながらコミュニケーションが取れる新しいボードゲームが作れないかと考えました。
ひとつの形を並べたり、重ねたり、回転させたりすることで新しい家紋が生まれてきたように、家紋積み木で遊ぶことで、その仕組みが自然と体感できます。家紋に込められた日本人の優しさや、遊び心を感じ取ってもらえれば幸いです。
落語は声と仕草のみで演じられるにも関わらず、聞く人に豊かなビジュアルイメージを想起させます。このビジュアルを生み出すコミュニケーションという落語の世界を、色と文字のみの数少ない要素を用い、本という形で記述しました。
名古屋最古の商店街、円頓寺。街の良さを再発見するために、古いモノに焦点を合わせ写真ワークショップや写真展を行った。多くの予期せぬ出会いがあり、写真を通して街の歴史や思い出話が膨らみ、その記録をwebサイトにまとめた。
サンバチーム リベルダージ。そこには職場や家庭での普段の顔があり、サンバの練習の顔、晴れの舞台である「浅草サンバカーニバル」の顔がある。それぞれが「ケ」(ふだん)から「ハレ」への変貌である。その変化を写真とアイコンで表した。
樹の成長の変化が私達の時間とは異なる尺度で起き、生物の個体内部では代謝が行われる。個体を超えた世界では、古いものと新しいものが次々と入れ替わり活動していることを想像し、樹が見てきたであろう“beings”の物語を表現した。
23区の真ん中を流れる神田川から東京湾へと、実際に歩き川の流れを追いながら感じたのは「静けさ」です。人物をあまり描かず文章もなく、ページをめくって川の流れを追いかけながら、東京という街を旅する絵本です。
遊びながら後片付けをする。子どもとの生活を楽しみ、子どもの玩具が生活空間を飾れる壁掛け収納を提案しました。ウレタンスポンジなので弾力感があり、子ども同士、親子で後片付けが楽しくなれば幸いです。
ベートーヴェンの第九の壮大な世界を感じてもらえるような作品を作れないか。カリグラフィをヒントに歌詞を紡いでいくと、オーケストラが支える空間の中、縦横無尽に広がり絡み合う合唱の姿を思い浮かべていただければ幸いです。
ムサポは、「ムサビ生がムサビ生の就活をサポートする」という意味をこめて設立した組織です。ムサビ通信生同士の就活サポートの輪、情報交流の場を少しずつ広げていくために、学習会活動・サイト運営をしていきます。 URL http://www.msapart.sakura.ne.jp/
砂時計は、ガラスの器が世界で砂は「時」そのものです。そんな哲学と物理学を兼ね備えた砂時計で、30 の「時の標本」をつくりました。「時」を表す言葉が持つ美しさや面白さを、見て触れて感じていただければ幸いです。
空・水平線・砂浜の夜明け~日没後までの色の変化を記録し、12色セットのクレヨンを作りました。風景を見たときに目に飛び込んでくる2色を組み合わせ、自然界で保たれているバランスとして表現しメディア化しました。
日本の歴史を形から見て、触れて、感じる本をつくりました。手で触って感じることをきっかけに、歴史を身近に感じ、想いをめぐらせる。歴史が苦手な人にも、歴史が触感として身体に残ればと思います。
コンピュータプログラムの中には、必ずと言っていいほどbug(バグ)と呼ばれる不具合やウイルスが存在する。そういったコンピュータの中に潜む小さな生物を、インタラクティブアニメーションとして表現しました。
誰もがいつも利用している坂を、ほんの少し違った視点で見ることで、いつもと違う光景を感じることができました。一年間、坂を観察し続け、この小さな発見をしたときのワクワク感は今でも忘れられません。
かつて長期滞在したマレイシアの青空市で見かけたり、味わった不思議な香りの熱帯ハーブを、PCイラストで描き起こし図鑑として著しました。長い歴史の中で、人類の移動とともにあった植物の数奇さを知りました。
まちの活性化を考える地域読本を、まちの3世代と作りました。資料調査や聞き取り、地元小学校と取り組んだ総合学習とワークショップなど、本作りを通して、店と客、大人と子どもが、考えや気持ちを共有しました。