お知らせ

2020.04.03

通信教育課程の新入生・在学生の皆さんへ

令和2年4月2日
武蔵野美術大学造形学部
通信教育課程課程長
白尾隆太郎

新年度になり、本来であれば新しい学習がスタートする穏やかな春を迎えるはずでしたが、新型コロナウィルス感染の影響は、いまだ終息する気配が見えません。

通信教育は、本来通信授業など直接対面することなく授業を行う教育方法ですので、このような状況の中でも実施が可能なのですが、一方で面接授業と併せて科目が構成されている科目もあり、大学に通学する必要があります。

面接授業は、多くの学生と共に作品を制作し共有し合う、美術の学習には欠かせない貴重な機会なのですが、授業を開催するにあたっては、皆さんの健康や大学の社会的責任を考えると慎重にならざるを得ません。

武蔵野美術大学では5月10日(日)まで全学的に入構禁止の措置を決定しました。それにともない、春期第1回開催予定のスクーリングを一部中止としました。現段階では5月15日(金)より通常通りスクーリングを開始する予定です。スクーリングの開催にあたっては、「密閉」「密集」「密接」状態を可能な限り回避する対策を講じて実施する予定です。詳しくは「スクーリング開講にあたっての新型コロナウイルス感染症対策について」をご確認ください。また今後の状況の変化や政府の自粛要請、措置の発令によっては予断を許さない状況です。開講予定の変更につきましては本課程Webサイトで案内しますので注視をお願いします。

皆さんの学習計画を考えると、おそらく科目によって必修科目や選択必修科目、そして選択科目と履修の優先度が異なり、果たして今年度の修得が達成されるのだろうかと心配されることだと思います。これから起こりうるさまざまな状況の変化を考えると、場合によっては不都合が生じてしまうことがあるかもしれませんが、科目の優先度を踏まえつつ、できるかぎり学習計画に支障を来さないよう配慮をしていくつもりです。

また科目の単位構成によって通信授業・面接授業の配当が異なりますが、当面は通信授業をおもに進めるなど、外出せずとも学習を進められる通信授業から開始することも感染防止対策の一つかもしれません。

通信教育課程では、美術を学ぶ目的で入学され、そして学習に励まれている皆さんの期待に応える努力をしてまいります。皆さんのご協力とご理解をお願いいたします。