お知らせ

2017.11.13

しずま れい 創画2017展 ~ イタリア奇想画 ( Capriccio Italiano ) ~

しずま れい さん(2007年度造形学部油絵学科絵画コース卒業)の個展のお知らせ。

会期:2017年11月23日~11月29日 
時間:11時~19時(最終日は15時迄)
会場:ギャラリー・コンセプト21
住所:東京都港区北青山3-15-16
URL:ギャラリー・コンセプト21サイト
   作家サイト

◎木炭書®
私が提唱している『木炭書』とは、『木炭を使用し、一定の文字が持つ意味とそれのカタチから想起されるイメージを、まず書(線描)というカタチで表し、最終的に絵画として具象化する』という絵画を描くための一手法です。いわば、『 書 』の要素と『 絵画 』の要素を併せ持つものです。ワークショップ等を開催しながら、美術教育への導入を提案しています。

◎重ね書®
従来の『書』は、気合いを入れて一発勝負で書くものであり、なぞり書き、二度書き等は当然の如くご法度です。一方、今日『書』のなかには絵画的表現を取り入れているものが多々みられるものの、上記のような不文律があるため、自ずと限界があります。そこで、より絵画的表現を可能にするため、敢えて上記不文律に囚われず、自由に、自分の納得いくまで筆を重ねる、『重ね書』を提唱しています。『木炭書』よりも『書』の性格が強く、そのまま作品となりますが、『木炭書』同様、さらに加筆、着彩して絵画を創作するためのエスキースにもなります。特許を取得した“ハイブリッド和紙(仮称)”を使用して、より一層表現の可能性を追求します。

◎額X画®(Framing Painting ®)
作家が、絵画だけでなく絵画本体に合った額縁とセットで制作するというのも絵画表現として面白いと思い、その表現手法を『額X画(Framing Painting ®)』と命名し、実践しています。単に創作した絵画に合った額縁を創るのではなく、額縁を絵の一部として取り込むことにより、より絵画表現領域が広がります。今年は、イタリアに滞在し、印象に残った風景等を上記手法にて創画してみました。