学習計画の大切さ

通信教育の一つの特徴として、学習の進め方を各自で決められることがあげられます。履修によって授業の時間割が決まることがないため、各自のスケジュールに合わせて無理なく学習に取り組むことができます。 しかしながら、自由度が高い分、能動的に取り組まなければ、学習を進めることができないため、空いた時間を学習に充てるのではなく、長期的な学習計画に従った取り組みが求められます。

計画を立てる際のポイントは、

  • あらかじめスケジュールや開催日が定められているスクーリング(面接授業)や科目試験は、その日程で受講・受験しなければ、単位が修得できなくなるため、その受講・受験を優先した計画を立てる
  • 通信課題はスクーリングの受講条件や科目試験の受験資格となる課題の取り組みを優先した計画を立てる
  • スクーリングの受講条件や科目試験の受験資格とならない、また提出期限が決められていない課題は余裕のある時期に行うように計画を立てる

といったことが挙げられます。

学習計画の立て方

1. 学習指導書で各科目の概要、課題の内容を把握する

単位修得までの流れを把握する

個々の科目は通信課題・面接授業・遠隔授業・科目試験により構成され、科目によりその構成は異なります。そのため学習計画を立てるために、科目ごとに科目構成とその内容、そして構成要素ごとに学習順序が定められているかを学習指導書で確認します。

2. 各科目の学習予定を立てる

各科目のスクーリング受講や科目試験の受験日を決める

スクーリングや科目試験は日程や開催回数が予め定められているため、その限られたなかで受講・受験ができなければ単位修得は見込めなくなります。そのためスクーリング受講日や科目試験受験日を最初に決定します。

スクーリング

同じ科目で複数回開講される場合は、全ての回を受講する必要はありません。そのため科目同士で受講日程が重複しないように各科目の受講日程を決めます。また、他科目のスクーリング受講を受講条件としている科目もありますので、その場合はその条件を考慮したうえで、受講日程を選択しなければなりません。

科目試験

科目試験は年6回、各回とも5時限の時間割で開催されます。科目ごとに受験資格を満たした後受験し、合格すればその後は受験する必要はありません。ただし1時限内で複数科目の試験を同時に行うため、同日の同時限には1科目のみの受験となります。そのため同時限に科目試験が行われる科目を履修した場合は、それぞれの科目を何回目の受験日に受験するかを決めます。

スクーリング受講日や科目試験受験日に合わせ、通信課題の学習予定を立てる

スクーリングの中には通信課題の事前提出や合格が受講の条件となっている科目があります。そのため受講条件を満たせるように、通信課題の取り組みをスケジューリングします。

また、科目試験の受験資格を得るためには、受験を希望する科目につき、すべての課題のレポートが各回ごとに定められた提出期限までに受理され、合格または添削中であることが必要であるため、それに合わせ通信課題に取り組むスケジュールを決定します。

通信課題に取り組むスケジュールを決める際には、その科目の全ての通信課題を何回に分けて提出するかを把握します。複数回に分けて提出しなければならない場合、2回目以降の提出は、その前に提出した課題が「合格した後」もしくは「受付後30日を経過しても合否が決していない場合」でなければ行えません。

1つの通信課題の学習時期を1ヵ月とすると最終的な課題提出予定日から30日×提出回数の日数遡った時期が学習開始時期になります。

例)同時提出ができない通信課題が2課題あり、最終レポート提出〆切日が6月15日に定められた科目試験を受験しようとする場合

4/15:初回レポート作成開始。5/16:初回提出日、最終レポート作成開始。6/15:最終レポート提出〆切日。4/15:初回レポート作成開始。5/16:初回提出日、最終レポート作成開始。6/15:最終レポート提出〆切日。

3. 全科目の学習スケジュールを通覧する

全ての科目の学習スケジュールをまとめ、調整を行いましょう。科目別に立てた全ての学習スケジュールをまとめ、学習予定が集中している時期がないかを確認します。集中しすぎる時期があれば、予定を分散し、負荷を軽減させるために再度科目別に学習スケジュールを検討・変更します。変更する際、履修科目の選択時と同様、単位修得の優先順位も必修科目→コース指定科目(1・2年次生のみ)→選択科目となるため、優先順位の低い科目からスケジュールを変更するとよいでしょう。

入学から卒業までの流れ

年次別のおおまかなスケジュール

入学・編入学年次
在籍
年次
1年次入学生 2年次編入学生 3年次編入学生
1年次 4月 入学(前年10月入学含む)・履修登録
1月 教職課程登録申請
(希望者のみ)
2月 教職課程登録審査
(造形文化科目12単位以上
修得の審査)
3月 教職課程登録(希望者のみ)
翌年度分の履修登録
2年次 4月 進級 入学
(前年10月入学含む)
教職課程登録
(希望者のみ)
履修登録
1月 3年次進学申請
3月 進学判定
(進学所要単位修得の審査)
学芸員課程登録(希望者のみ)
翌年度分の履修登録
3年次 4月 進学 入学(前年10月入学含む)
教職課程登録
(希望者のみ)
学芸員課程登録
(希望者のみ)
履修登録
3月 翌年度分の履修登録
(3年次造形専門科目修得単位数により4年次造形専門科目の履修制限あり)
4年次 4月 進級
7月 卒業申請
10月 卒業制作提出条件審査(108単位修得等の審査)
3月 卒業制作講評
卒業判定(卒業所要単位修得の審査)
卒業

1年次

総合課程在籍生として学修報告(レポート・実技課題作品)の提出やスクーリングの受講等、各自学習を進めます。

翌年度は1年次での修得単位数に関わらず、2年次に進級します。しかし3年次へ進学するには、62単位以上修得等の進学条件を満たさなければならないため、62単位から2年次で修得できる最大単位数40単位を差し引いた22単位を1年次修了時点で修得していなければ、2年次に2年間在学しなければならないことが確定してしまいます。

2年次

1年次同様、総合課程在籍生として学修報告(レポート・実技課題作品)の提出やスクーリングの受講等、各自学習を進めます。

教員免許状の取得を希望する場合は、2年次より教職課程に登録を行い、学習を進めます。 翌年度3年次に進学するためには、進学申請を行い、進学判定に合格しなければなりません。

進学申請

「専門課程進学願」の提出を12月から1月末までに行います。

進学判定合格条件

  • 「専門課程進学願」を提出していること。
  • 2年次に1年以上(10月編入学生は1年半以上)在学(休学期間を除く)していること。
  • 2月末日までに提出した学修報告が合格すると修得となる単位を含め、
    造形文化科目 20単位以上
    造形総合科目 20単位以上
    を修得した上で、その他に造形文化科目、造形総合科目のなかから22単位以上、合計62単位以上を修得していること。(教職に関する科目の修得単位は進学判定の対象にはなりません)。
  • 必修科目(造形基礎 Ⅰ ~ Ⅳ)8単位をすべて修得していること。
  • 専門課程進学希望コースのコース指定科目の単位をすべて修得していること。

進学申請手続き時点で、上記の条件を満たしていない場合でも、「専門課程進学願」の提出は可能です。ただし、進学判定までに進学の条件として定められた条件を満たさなければ、3年次には進学ができません。

具体的な進学判定の流れは、進学・卒業のページをご覧ください。

3年次

専門課程生として4学科9コースのいずれかのコースに在籍し、学修報告(レポート・実技課題作品)の提出やスクーリングの受講等、各自学習を進めます。
学芸員資格の取得を希望する場合は、3年次より学芸員課程に登録を行い、学習を進めます。

翌年度は3年次での修得単位数に関わらず、4年次に進級します。ただし所属するコースの4年次造形専門科目を履修登録するためには、3年次造形専門科目の単位をすべて修得していなければなりません。しかしながら特例として3年次の造形専門科目に単位未修得の科目がある場合でも、下記により4年次造形専門科目の履修が認められます。

4年次の造形専門科目を履修する条件の特例(所属コースの造形専門科目にのみ適用)

3年次造形専門科目に未修得単位がある場合は、次のとおり特例として扱う。

3年次造形専門科目の単位修得状況 4年次造形専門科目の履修登録
未修得単位が3単位以下の場合 すべての4年次造形専門科目の履修登録が可能
未修得単位が4~6単位の場合 6単位まで4年次造形専門科目の履修登録可能(卒業制作は履修不可)
未修得単位が7単位以上の場合 すべての4年次造形専門科目の履修登録が不可(学年のみ4年次となる)
  • なお、上記特例によって、4年次造形専門科目の履修が認められた場合であっても、面接授業(スクーリング)日程が他の必修科目の日程と重複する等の支障が生じる場合がある。

4年次

3年次造形専門科目の単位修得状況による履修科目に応じ、学修報告(レポート・実技課題作品)の提出やスクーリングの受講等、卒業に向けた学習を進めます。
卒業を希望する学生は卒業申請を行い、卒業制作提出条件審査と卒業判定に合格しなければなりません。

卒業申請

「卒業申請書」の提出を7月に行います。

卒業制作提出条件審査合格条件

  • 「卒業申請書」を提出していること。
  • 指定の期日までに提出した学修報告や、受講が終了したスクーリング及び第3回科目試験が合格することによって修得となる単位を含め、108単位を修得していること。
  • 年度内に卒業の条件を満たす可能性があること。

卒業申請手続き時点で、上記の条件を満たしていない場合でも、「卒業申請書」の提出は可能です。ただし卒業制作提出条件審査、卒業判定までにそれぞれの条件として定められた条件を満たさなければ卒業はできません。

卒業判定合格条件

  • 4年以上在学(2年次編入学生の場合は3年以上、3年次編入学生の場合は2年以上)(休学期間を除く)していること
  • 2月末日までに提出した学修報告が合格すると修得となる単位を含め、
    造形文化科目 50単位以上
    造形総合科目 24単位以上
    造形専門科目 24単位以上(所属コースの必修科目の単位はすべて修得していること)
    を満たしたうえで、その他に造形文化科目、造形総合科目、造形専門科目(他コースの科目も含む)、教職に関する科目及び博物館に関する科目の中から26単位以上、合計124単位以上を修得していること
  • 面接授業単位を30単位以上修得していること
  • 卒業試験(卒業制作講評)に合格していること(油絵学科・芸術文化学科は卒業制作採点の合否をもって仮判定を行い、卒業制作講評の出欠をもって正規の判定とします)

具体的な卒業判定の流れはこちら

学年別単位修得例

認定単位数は編入学年毎で認定される最低単位数を想定しています。
下表は参考例ですので、各学年の修得目標単位数は実際の単位修得状況により、変動します。詳しくは配布冊子の「履修登録の手引き」を参照してください。

1年次入学生 2年次編入学生 3年次編入学生 進学・卒業所要単位
1年次 文化 14 (認定20) 進学所要単位数
総合 19 (認定10)
合計 33 (認定30)
2年次 文化 14 12
総合 16 20
合計 30 32
1~2年 文化 28 32 (認定42) 20
合計 総合 35 30 (認定20) 20
合計 63 62 (認定62) 62
3年次 文化 18 20 16 卒業所要単位数
総合 4 4 8
専門 12 12 12
合計 34 36 36
4年次 文化 15 10 10
総合 0 4 4
専門 12 12 12
合計 27 26 26
1~4年 文化 61 62 68 50
合計 総合 39 38 32 24
専門 24 24 24 24
合計 124 124 124 124

進学・卒業所要単位数は「文化」「総合」「専門」以外に「その他(区分を問わず)」があるため、表中の「文化」・総合」「専門」の小計は合計と一致しません。

10月入学・編入学

10月入学と4月入学の違い

在学期間

初年度の在学期間が4月入学は4月から翌年3月までの1年間であるのに対し、10月入学は10月から翌々年3月までの1年半となり、10月入学のほうが半年間在学期間が長いことです。これは初年度のみに適用されるものであり、2年目以降の在学期間は4月入学と同じ4月から翌年3月までの1年間となります。

履修登録

初年度の在学期間が1年半であるため、履修登録も1年半に学習する科目を登録します。2年目以降は在学期間に併せ1年分の履修登録を改めて行います。初年度と2年目以降の学習期間に半年間の違いはありますが、いずれの場合も履修登録ができる単位数は教職に関する科目、博物館に関する科目を除き、40単位までです。

学修報告(レポート・実技課題作品)の提出開始

入学・編入学が許可され履修登録を終えると、学習を進める上で必要となる教科書や学習指導書が届きます。教材が届き次第、学習指導書の出題に沿い、学修報告に取り組むことができますが、提出ができるようになるのは10月1日以降です。

面接授業(スクーリング)の受講

学修報告の提出同様、スクーリングの申込を行うことができるのも10月1日以降です。春・夏・秋期スクーリングの申込は10月1日以前に受付を終了しているため、受講ができるのは冬期スクーリングからとなります。

その他

単位認定が有効となるのも10月1日以降

入学以前に他大学等で修得した単位が認定された場合でも、正式に有効となるのは10月1日です。それ以前にWebキャンパスで成績を確認したり、進学・卒業の単位数チェックを行っても10月1日以前は、認定単位が反映されていませんので、ご注意ください。