膠を接着剤とし、支持体の上にのせる色材としての描画材料。
ここから日本画絵具として使われる様々な素材の紹介と特性や扱い方について解説します。
[01] 乳鉢で溶く
[02] 絵皿で溶く
[03] 指で溶く1
[04] 指で溶く2
[EX1] 胡粉を溶く1
[EX2] 胡粉を溶く2
[EX3] 岩絵具を溶く
[EX4]水干絵具を溶く
[EX5] 朱を溶く
[EX6] 泥を溶く
絵具の特性
天然絵具
人造絵具
金属・箔・ほか
[使用方法]
溶き方
技法
特質
溶き方 [01] 乳鉢で溶く 水干絵具や胡粉は水干してつくるため板状になっている。そのため乳鉢に入れ乳棒でよくつぶしてから使う。これを空ずり(からずり)というが、それを絵皿に移して使う場合と乳鉢に膠液を直接入れて溶く場合とがある。現在では粒子が揃っていてつぶしやすくなっているが、本来は粗製胡粉を細かく一定なものにするためや、溶きやすくまた使いやすくするために乳鉢で空ずりし使われていた。