顔料を油に包み込むことで得られる色材であり、支持体の上にのせて使う描画材料。

油絵具は顔料と主媒剤と助剤によって作られています。
ここでは、それぞれの種類と特性を紹介しています。

油絵具









[01] 主媒剤とは
[02] 乾性油
[03] 顔料と乾性油

[04] 濡れ色





























主媒剤
[03] 顔料と乾性油

乾性油は顔料を包み込んで柔軟な膜をつくります。油絵具の場合、顔料は乾性油の働きによって溶けずに分散した状態を保っています。この構造が油絵具に厚みのある体質感をもたらしているのです。





 水溶性の絵具の場合、水分が
 蒸発するため顔料はアラビアゴ
 ムに包まれて定着します。また
 顔料はもとの乾いた状態の色に
 なります。


油絵具の場合、蒸発すること
 のない乾性油が顔料を包み込ん
 でいるために顔料は常に油の中
 に分散し湿潤している状態にあ
 ります。


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