コンパスには調整方法で構造的な種類と大きさの種類があります。一般的には直径50cm位までの円を描くことができる。
 コンパスは中心の針も鉛筆も用紙に対して直角になるように曲げて使うこと。
 針が傾いて回転すると穴が大きくなってしまうので注意が必要である。また、鉛筆の芯の削り面が反対側の針に対して斜めになっていると、半径が描画中に変化し、描く円が歪むので、削り面を針に直角になるようセットする。
鉛筆芯の削り方
 鉛筆芯を烏口に差し替えて墨入れができるようにしたり、スライド式アームや延長アームを取り付け、より大きな円を描けるようにしたり、針先に交換してディバイダにするなど、「穂先」交換によって多機能にしたコンパスを補替え式とよぶ。
 特に小さな円用のコンパス。頭の部分を手のひらで軽く押さえて親指と中指で回転させる。針は上下に動くようになっている。  製図板を垂直近くに立てて回すとコンパスの針がはずれやすい。ドロップコンパスのように頭を手のひらで軽く押さえて使う。
 コンパスと似た形状だが、両方のアームの先に針が付いています。同じ寸法を他へ移す時や等倍する時、繰り返し取る時に寸法を保存できる。
 連結式(左)と直定規に取り付けるタイプ(右)とがある。直径1m以上の大きな円を描くことも可能で、両手で操作する。
 製図器には英式と独式とがあり、形状や構造が異なる。好みで選べばよい。