絵具の伸びや乾燥速度を調整したり、発色や固着力を助長する用液。画面保護などにも用いられる。
画用液として用いられるものには乾性油、樹脂(ニス)、揮発性油などがあります。 ここでは、これらの性質をいかして作られた描画用液・画用ニスを紹介します。
画用液
[04] ニスの種類
[05] 描画時の使用
[06] 加筆時の使用
乾性油
ニス
揮発性油
特殊画用液
手作りニスの処方例
調合油
ニス [05] 描画時の使用 ニスの特徴をいかした描画方法にグラッシ(下層の色を生 かしながら色を重ねる)があります。油絵具にグレージン グバニスを混ぜ、乾燥した不透明色の上に塗ると、混色で は得られない重層効果がでます。下地の色に対し、同系色 のグラッシをすると鮮明さが強調され、反対色をグラッシ すると深く、微妙な色がでます。また白地に対しては透明 度の高い澄んだ美しい色が出せます。