絵具の伸びや乾燥速度を調整したり、発色や固着力を助長する用液。画面保護などにも用いられる。

画用液として用いられるものには乾性油、樹脂(ニス)、揮発性油などがあります。
ここでは、これらの性質をいかして作られた描画用液・画用ニスを紹介します。

画用液









[01] 使用目的
[02] 天然樹脂
[03] 合成樹脂

[04] ニスの種類


[05] 描画時の使用


[06] 加筆時の使用



























ニス
[02] 天然樹脂

ニスの主成分である樹脂には、天然と人工のニ種類があり
ます。天然樹脂は樹木から採取したものや化石化した樹液
をさし、軟質と硬質に分類されます。ダンマルやマスチッ
ク等の軟質樹脂は、揮発性油に常温で良く溶けるので、加
工が容易です。一方コーパルやアンバー(琥珀)等の硬質樹脂は、高温処理をするため加工は難しいですが、堅牢な皮膜を作り、湿気にも強いという特徴があります。



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