下地を施した支持体に、彩色層をのせるために使用する道具。

ここでは、描画道具の種類と持ち味をいかした使用例を紹介しています。

描画道具










[01] 筆の今昔
[02] 軟

[03] 硬毛


[04] 形状








[EX] 軟毛の使用


[EX] 硬毛の使用


[EX] 使用例1


[EX] 使用例2


[EX] 使用例3


[EX] 使用例4




[03] 硬毛

16,17世紀の第2フランドル派以降、絵具は一つの転換点を迎えます。ペイント状であった油絵具に助剤が加わり可塑性を得た油絵具は、厚塗りや、塗った直後の形状を維持できるようになりました。その絵具を自由に取り回すための腰の強い筆が必要となり、豚毛の弾力性が注目されました。豚毛を利用した筆は硬毛筆として下地塗りから油彩描画まで幅広く使われるようになったのです。





硬毛筆は非常に弾力性が強いた
 め、穂を押しつけても大きく形を
 くずすことはありません。

豚毛の先端はフォーク状に2、3
本に枝分かれしています。そこに
絵具が付着するのが硬毛の「絵具
のつき」です。


COPYRIGHT© 2002 CCMAU, ALL RIGHTS RESERVED.