ノギスは独特の読み取りをする。3箇所を使って、外寸・内寸長さ、深さ、厚みなどを、正確に読み取る、1/20mmまでの高精度な測定器具。
ノギス:目盛りの読み取り方
 円筒など直接、定規を当てられないものの寸法を測る器具。左は内パスで内側の寸法、右は外パスで外形寸法を測定するときに使用する。
 直接、曲面に押し付け、スライドする棒を利用して形状を写し取るためのゲージ。概略しか写すことができないので、その後で各点を結び、清書する必要がある。
 面取りの曲面など、比較的小さな半径を読み取るために直接当てて使うゲージ。直角に当て、適合するゲージを見つけることがポイント。
 正確に立体物=実物を二次元化=平面化〜保存、データ化して、分析・活用・展開するための手法に基本的な制限はない。業務的な目的でも使われるであろうが、デザインや表現に向かおうとする学生にも“学ぶためには非常に有効な手段”として理解するべきである。
 主にモデリングや実制作に使う「ハイトゲージ」やごく僅かな厚みなどを正確に測定できる「マイクロゲージ」などもあり、他の器具を実測にも使うことがある。また三次元測定器には非常に高精度なものもある。
 厚みを正確に測ったり、直角・垂直を使うときに利用する。
 形状によって直接定規を当てられない立体物の高さを測ったり、その高さを他に移す(水平移動)時などに使う。