下地を施した支持体に、彩色層をのせるために使用する道具。

ここでは、描画道具の種類と持ち味をいかした使用例を紹介しています。

描画道具










[01] 筆の今昔
[02] 軟毛

[03] 硬毛


[04] 形状










[EX] 軟毛の使用


[EX] 硬毛の使用


[EX] 使用例1


[EX] 使用例2


[EX] 使用例3


[EX] 使用例4




[02] 軟毛

14、15世紀のフランドル派において、油彩画の表現はペイント状の絵具を何層にも塗り重ねることでできる重層的な表現が主流でした。使われた筆は、テン(セーブル)などのやわらかい動物の毛を利用したもので、ゆるい絵具を含ませて描画するのに適したものでした。天然の軟毛筆は高価であるため、最近では、合成繊維のものが多く出回っています。





軟毛筆は大変やわらかなので、
 少しの力で押しつけても形は変わ
 ります。

軟毛には、茎の表面に肉眼では見
えない、無数の凹凸があります。
そこに絵具が付着するのが軟毛の
「絵具のつき」です。


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