●アルミ枠:
現在のスクリーンプリントでは、アルミ製の枠が一般に普及している。金属製の方が作業効率と耐久性ともに優れており、専門に取り組む場合には木製の印刷枠は適していない。
金属枠は一度購入すれば、紛失しない限り何度でも使用する事が出来る。大きさは自由に注文することが可能で、メーカー規格のサイズも存在する。
規格サイズは、感光機、乾燥機、製版フィルム等の他の条件に沿ったサイズになっているため、作品イメージに枠のサイズを合わせる場合には、好みのサイズを特注する。
●テトロン:
テトロンはアルミ枠に均一なテンションを与えて張り込む。接着には専用の速乾性ボンドが用いられる。専門店で張り替え(機械張り)も行っているが、ヒッパラー(専用の工具)を使って手で張ることも出来る。
テトロンの繊維は、太さと織りの間隔に種類がある。本学で使用されるメッシュは40メッシュから240メッシュが使われており、印刷インクや図像の特性により使い分けをしている。メッシュの数字が少ない方が繊維が太く目も粗い。インクの粘度が低いほど、細かいメッシュが適している。