刷り終わった版の処理:
 印刷が終わったら、プリントインクを除去しなければならない。
 刷り終わった版を廃版にする場合は、版を水洗いしながらインクをプリントクリーナーで落とす。そのままにしておくと、硬化して取り除くのが困難になる。
 また、版を保存する場合はそのあと製版インクを盛る。次に、版を乾燥させてからレジーヌ・タルクをつけ、アラビアゴム溶液を版全面に塗布し、布で乾拭きする。

廃版のリサイクル:
 アルミはリサイクル出来るので、専門店に売却することが出来る。金属の取引相場の変動によって売却時の値段が変化するので、相場を確認しておいた方がよい。業者によっては、再研磨を受け付ける場合もある。
 版の表面が損傷していなければ、整面処理を行って版を再生させることも出来る。(整面液:表現技法とメンテナンスを参照)