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露出やレンズといったカメラ側の条件を解決しても、写
真の最終的な内容は、ある状況のなかで画面の中にどのように画像を創造していくのかという撮影者の判断に委ねられている。ここでは、実際の例を挙げながら撮影時の注意点を説明する。
■撮影例1 自然の形態
-朝、昼、夕方の撮影例(晴天時)
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朝は光のコントラストが強いため、植物の形態を上手く捉えることができない。(場所を選定する必要がある) |
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昼は日光が真上からあたるため、形態を捉えるためには良い時間帯である。 |
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夕方は形態が黒くつぶれるためフラッシュなどを使用する必要があるが、フラッシュの光が効果
的になるように撮影すること。 |
  
余計なものが撮りたい被写体に入り込まないように背景にも気を配る必要がある。
被写体に寄ったり、望遠よりで撮影する方法などがある。
-光の方向(順光・斜光・逆光)による違い
順光 斜光 逆光
被写体がどの方向から光で照らされているか見定めることも重要である。
■撮影例2 平面作品の複写
カメラの固定、三脚の使用 |  | 光源の種類による色変化 |
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作品とカメラの軸線が直角になるようにし、
カメラを三脚でしっかりと固定する。
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左:蛍光灯 右: 白熱灯
光源の選択も室内の写真撮影では必要である。 |
 
  
上段左:正しく撮影できた例 上段右:露出オーバーの例 下段左:ブレてしまった例 下段左:作品がゆがんだ例(レンズの種類と特徴の項参照)
◇カメラの持ち方
手ブレがおきないように両わきをしっかりとしめてカメラを固定する。
望遠レンズの場合は、レンズの下を持って固定する。 また、壁やテーブルなどで肘や身体を支えさせて撮影することで手ブレを減らすことができる。
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