青木由紀
油絵学科 版画コース 2017年度卒業
版画は、版材やインク、各種の道具に触れながら、「版」を媒介にイメージを展開し、それを紙へと定着していくプロセスの芸術です。日本では、世界に誇る浮世絵版画の伝統を受け継ぐ一方、現代美術の重要なジャンルとして、あるいは絵本やイラストの原画として、多様な展開を見せています。
本コースで学ぶのは、木版、リトグラフ、銅版、スクリーンプリントの4版種。1、2年次で「版表現」の基礎を学び、3年次までに4版種すべてを体験します。各課題のテーマは基本的に自由。各自がそれぞれの表現を探求するなかで技法を深化させ、版種の特性と自己の表現の接点を確認しつつ、独自性のある作品制作を目指します。
逝ってしまった猫たちを部屋のあちこちに感じる。 過去と現在の狭間にある空間で、 私が存在する限り、彼らは永遠に生き続ける。 それも宇宙の中では、ほんの一瞬のこと。
青木由紀
油絵学科 版画コース 2017年度卒業
私の見ている風景。あなたの見ている風景。そして私とあなたの風景が重なり合う、そんな瞬間を木版でつくってみたかった。 華やかな色彩とボカシによって、日常の背後にある、ちょっと不気味な負のイメージも描き出せたような気がする。
金子奈々
油絵学科 版画コース 2013年度卒業
凸版の代表的な技法で、板に彫刻刀などで凹凸をつくり、凸の上部に絵具やインクをのせ、紙に摺ります。板目木版と輪切りにした木の断面を使う木口木版があります。浮世絵など私たちに最も馴染みのある技法といえます。
平版の技法で、石版石やアルミ版などに脂肪性の描画材で絵を描き、水と油が反発する性質を利用して絵の部分のみにインクをのせ、プレス機によって紙に刷る技法。版面に凹凸をつけることなく、絵を描くだけで版を作ります。
凹版の代表的な技法で、銅版に凹凸をつくり、凹にインクをつめ、強い圧力をかけて紙に刷ります。ドライポイントなど銅版に直接彫刻する方法と、エッチングなど腐食によって凹部をつくる方法があり、それぞれ違った効果を得ることができます。
孔版とも呼ばれる技法で、版となる膜(スクリーン)にインクが通る部分と通らない部分をつくり、紙などに刷る方法です。他の版形式と異なり、図像が反転しないという大きな特徴があります。
「拓摺り」を通して凹凸を肌で感じ、また凹凸を紙で作り、版を用いた造形表現を体得する。
木版またはリトグラフを選択し、基礎的技法を学習する。
「空間」がテーマ。絵画や版画等、平面上に現される空間は様々である。
各自の表現として空間をどのように捉えるか、それぞれの解釈で版表現を試みる。
各々がテーマを見出し、独自の版表現に向かう。
技術的はもとより、なぜ版表現を使うのか、版表現をいかに自らの作品に生かしていくのか、たえず自らに問うことが重要である。
造形基礎Ⅰ ●
造形基礎Ⅱ ●
造形基礎Ⅲ ●
造形基礎Ⅳ ●
デッサンⅠ
絵画研究Ⅰ
版画Ⅰ(※ 面接授業は木版またはリトグラフ) ●
デッサンⅡ
デッサン研究
絵画研究Ⅱ
版画Ⅱ(※ 面接授業は銅版またはスクリーンプリント) ●
彫塑Ⅰ
彫塑Ⅱ
彫塑Ⅲ
彫塑Ⅳ
複合的表現Ⅰ
絵画表現Ⅰ ●
絵画表現Ⅱ ●
版画Ⅲ(※ 面接授業は木版またはリトグラフ) ●
版画Ⅳ(※ 面接授業は木版またはリトグラフ) ●
版画Ⅴ ●
複合的表現Ⅱ
版画Ⅵ ●
版画Ⅶ ●
卒業制作(版画コース) ●
版表現では、平、凸、凹、孔、の形式があります。それぞれ性質を異にするものですが、版という共通の概念によって結ばれています。通信授業では、拓摺り、紙版画という凸版の表現を中心に、試行する。凸がかたちづくる形象を紙へと写し取り、これを体感することで版表現の基礎として学習していきます。拓摺りでは乾式と湿式の異なる方法を試行することによって凸版の可能性を探り、紙版画の版制作では、レリーフ状の画面を作ります。このレリーフの凸部を写し取ることによって表象される形態をいかに紙の上へ導き出すか、表現として取り組むことが前提にあります。
面接授業(スクーリング)では、「木版」か「リトグラフ」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は木版)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標にします。
版表現では、平、凸、凹、孔、の形式があります。それぞれ性質を異にするものですが、版という共通の概念によって結ばれています。通信授業では、拓摺り、紙版画という凸版の表現を中心に、試行する。凸がかたちづくる形象を紙へと写し取り、これを体感することで版表現の基礎として学習していきます。拓摺りでは乾式と湿式の異なる方法を試行することによって凸版の可能性を探り、紙版画の版制作では、レリーフ状の画面を作ります。このレリーフの凸部を写し取ることによって表象される形態をいかに紙の上へ導き出すか、表現として取り組むことが前提にあります。
面接授業(スクーリング)では、「木版」か「リトグラフ」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は木版)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標にします。
版表現では、平、凸、凹、孔、の形式があります。それぞれ性質を異にするものですが、版という共通の概念によって結ばれています。通信授業では、拓摺り、紙版画という凸版の表現を中心に、試行する。凸がかたちづくる形象を紙へと写し取り、これを体感することで版表現の基礎として学習していきます。拓摺りでは乾式と湿式の異なる方法を試行することによって凸版の可能性を探り、紙版画の版制作では、レリーフ状の画面を作ります。このレリーフの凸部を写し取ることによって表象される形態をいかに紙の上へ導き出すか、表現として取り組むことが前提にあります。
面接授業(スクーリング)では、「木版」か「リトグラフ」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は木版)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標にします。
版表現では、平、凸、凹、孔、の形式があります。それぞれ性質を異にするものですが、版という共通の概念によって結ばれています。通信授業では、拓摺り、紙版画という凸版の表現を中心に、試行する。凸がかたちづくる形象を紙へと写し取り、これを体感することで版表現の基礎として学習していきます。拓摺りでは乾式と湿式の異なる方法を試行することによって凸版の可能性を探り、紙版画の版制作では、レリーフ状の画面を作ります。このレリーフの凸部を写し取ることによって表象される形態をいかに紙の上へ導き出すか、表現として取り組むことが前提にあります。
面接授業(スクーリング)では、「木版」か「リトグラフ」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は木版)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標にします。
版画は直接的に紙やキャンバスなどの支持体に描くのではなく、「版」という媒体を使って間接的に絵を作っていく技法です。そこにはさまざまな魅力や造形的発見があり、また「版」を用いることで造形上の問題点が明確化したりします。通信授業では、「木版画による色見本」制作をとおして、摺り取られた図像の色や表情の多様さを知ります。「板目木版」では、多くの素材、技法に触れて木版画の基礎を学びます。
面接授業(スクーリング)では、「銅版」か「スクリーンプリント」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は銅板)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標とします。
版画は直接的に紙やキャンバスなどの支持体に描くのではなく、「版」という媒体を使って間接的に絵を作っていく技法です。そこにはさまざまな魅力や造形的発見があり、また「版」を用いることで造形上の問題点が明確化したりします。通信授業では、「木版画による色見本」制作をとおして、摺り取られた図像の色や表情の多様さを知ります。「板目木版」では、多くの素材、技法に触れて木版画の基礎を学びます。
面接授業(スクーリング)では、「銅版」か「スクリーンプリント」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は銅板)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標とします。
版画は直接的に紙やキャンバスなどの支持体に描くのではなく、「版」という媒体を使って間接的に絵を作っていく技法です。そこにはさまざまな魅力や造形的発見があり、また「版」を用いることで造形上の問題点が明確化したりします。通信授業では、「木版画による色見本」制作をとおして、摺り取られた図像の色や表情の多様さを知ります。「板目木版」では、多くの素材、技法に触れて木版画の基礎を学びます。
面接授業(スクーリング)では、「銅版」か「スクリーンプリント」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は銅板)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標とします。
版画は直接的に紙やキャンバスなどの支持体に描くのではなく、「版」という媒体を使って間接的に絵を作っていく技法です。そこにはさまざまな魅力や造形的発見があり、また「版」を用いることで造形上の問題点が明確化したりします。通信授業では、「木版画による色見本」制作をとおして、摺り取られた図像の色や表情の多様さを知ります。「板目木版」では、多くの素材、技法に触れて木版画の基礎を学びます。
面接授業(スクーリング)では、「銅版」か「スクリーンプリント」のどちらかを選択し、その基本技法を習得します(写真は銅板)。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標とします。
これまでの授業科目でいくつかのテーマについて、課題の中で取り組んでいますが、この科目からは通信授業、面接授業ともに自由テーマによる制作となります。自己のテーマと表現に見合った研究課題を設定し、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択します。制作過程で技術的修練を積み重ねることも重要だが、技法や材料への興味を越えて、版の特性を意図的に用いる具体的な取り組みが求められます。そこで、なぜ版を使うのか、いかに自らの表現の中で版を活かすのか、改めて考える機会にもなるでしょう。それぞれの主題を決めるところから、版材、紙などの材料を研究し、自己の表現へと結びつけていくことを学習します。
通信授業、面接授業(スクーリング)ともに、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択し、制作します(写真はリトグラフ・スクリーンプリント)。
これまでの授業科目でいくつかのテーマについて、課題の中で取り組んでいますが、この科目からは通信授業、面接授業ともに自由テーマによる制作となります。自己のテーマと表現に見合った研究課題を設定し、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択します。制作過程で技術的修練を積み重ねることも重要だが、技法や材料への興味を越えて、版の特性を意図的に用いる具体的な取り組みが求められます。そこで、なぜ版を使うのか、いかに自らの表現の中で版を活かすのか、改めて考える機会にもなるでしょう。それぞれの主題を決めるところから、版材、紙などの材料を研究し、自己の表現へと結びつけていくことを学習します。
通信授業、面接授業(スクーリング)ともに、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択し、制作します(写真はリトグラフ・スクリーンプリント)。
これまでの授業科目でいくつかのテーマについて、課題の中で取り組んでいますが、この科目からは通信授業、面接授業ともに自由テーマによる制作となります。自己のテーマと表現に見合った研究課題を設定し、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択します。制作過程で技術的修練を積み重ねることも重要だが、技法や材料への興味を越えて、版の特性を意図的に用いる具体的な取り組みが求められます。そこで、なぜ版を使うのか、いかに自らの表現の中で版を活かすのか、改めて考える機会にもなるでしょう。それぞれの主題を決めるところから、版材、紙などの材料を研究し、自己の表現へと結びつけていくことを学習します。
通信授業、面接授業(スクーリング)ともに、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択し、制作します(写真はリトグラフ・スクリーンプリント)。
これまでの授業科目でいくつかのテーマについて、課題の中で取り組んでいますが、この科目からは通信授業、面接授業ともに自由テーマによる制作となります。自己のテーマと表現に見合った研究課題を設定し、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択します。制作過程で技術的修練を積み重ねることも重要だが、技法や材料への興味を越えて、版の特性を意図的に用いる具体的な取り組みが求められます。そこで、なぜ版を使うのか、いかに自らの表現の中で版を活かすのか、改めて考える機会にもなるでしょう。それぞれの主題を決めるところから、版材、紙などの材料を研究し、自己の表現へと結びつけていくことを学習します。
通信授業、面接授業(スクーリング)ともに、「卒業制作」を視野に入れた版種を選択し、制作します(写真はリトグラフ・スクリーンプリント)。
入学時には選考料・入学金、卒業までには授業料のほか、スクーリング受講料(面接授業)などが必要です。スクーリングは卒業までに30単位修得しなければなりませんので、年間平均で6~8単位のスクーリングを受講することになります。最短で卒業した場合、学費の概算は下表のとおりです。
年次 | 選考料・入学金 | 授業料 | スクリーング受講料 | 合計 |
---|---|---|---|---|
3年次 | 20,000円 + 30,000円 | 300,000円 | 13,000円 × 6単位 | 428,000円 |
4年次 | 300,000円 | 13,000円 × 8単位 | 404,000円 | |
832,000円 |