リトペンシル:
 リトクレヨンと同質で、紙巻き鉛筆状に加工されたもの。硬さに種類がある。

ラビィ(解き墨):
 リトクレヨンとほぼ組成は同じだが、粘りが強く柔らかい。少量を絵皿に取り、水またはテレピン等で溶かして筆で描く。濃淡は墨の濃さによりつくる。

ダーマートグラフ:
 リトクレヨンより安価で手に入り易い。リトクレヨンと同じように使えるが、製版時の画線部に対してラッカー・チンクターによる補強を加えたほうが良い。
アルミ板:
 リトグラフの版材には、アルミ板が多く使われる。石に較べて軽量で大型の版を得る事が出来る。アルミはオフセットでも用いられる版材で、比較的安価で手に入る。金属板は保水性を高める為に砂目に目立てする必要があり、表面の研磨については専門業者による加工が一般的である。

リトクレヨン:
 外見はコンテやパステルの様に四角い棒状になっているが、それらやクレヨンとも組成が異なる。
 成分は牛脂や蜜ロウなどが主になり黒い顔料(ランプブラック)を練り込んである。版面(砂目)に描いた時にクレヨンやコンテなどと同等のタッチを得る事が出来る。硬さには種類があるので、画面に応じて使い分ける。