Processing

2. 変数、計算、コメント

ここではProcessingにおける変数と基本的な計算について説明します。

グラフィックの描画の説明は「3. 直線の描画」から説明します。先に描画を試みたければ「3. 直線の描画」から行っても構いません。

文法の解説などは(英語ですが)やはり公式ページのチュートリアル(基本操作を覚えるプログラム)などが良いでしょう。

変数

                    int hensu1 = 10;
                    float hensu2 = 3.5;
                    

プログラムでは数値や文字を保存したり、計算結果を保存したりするために「変数」というものを使います。

変数には「型(データ型)」というものがあります。変数を作る際、その変数はどのような種類のデータを格納するための変数なのかを決めます。

Processingで変数を作る際には、まず型の名前を書き、半角スペースをあけて変数名を書きます。型の一例ですが、整数用の変数の場合にはint、小数用の変数の場合にはfloatと指定します。変数名は自由に決めて構いませんが、使える文字は半角英数字と_(アンダーバー)のみです(最初の1文字は英字のみ)。

変数に値を格納(代入)するには、=(イコール)の記号を用います。=はその右側の値を左側に代入するという意味になります。

1行目、int hensu1というのは、整数用の変数としてhensu1という名前の変数を作るという意味になります。続けてそのhensu1に10という整数を代入しています。

2行目、float hensu2というのは、小数用の変数としてhensu2という名前の変数を作るという意味になります。続けてそのhensu2に3.5という小数を代入しています。

このような変数を使うと、変数を利用して計算をしたり、変数の値を変更したりできます。

型の違う変数同士で値をやり取りするとエラーになるので注意が必要です。

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計算をする

int hensu1 = 10;
int hensu2 = 8;
int hensu3 = 0;
float hensu4 = 0;

hensu3 = hensu1 + hensu2;
println( hensu3 );

hensu3 = hensu1 - hensu2;
println( hensu3 );

hensu3 = hensu1 * hensu2;
println( hensu3 );

hensu3 = hensu1 / hensu2;
println( hensu3 );

hensu4 = hensu1 / hensu2;
println( hensu4 );

hensu3 = hensu1 % hensu2;
println( hensu3 );

計算をする記号は色々あります。

足し算の記号は+です。

6行目、hensu1にhensu2を足し、その結果(18)をhensu3に代入しています。

=の右側に計算がある場合には、右側が先に計算され、その結果が左側の変数などに代入されます。

7行目、println()という命令は()内の変数や式を、画面下部のメッセージウィンドウに表示させます。計算結果や変数の値を手軽に確認するのに重宝します。

引き算の記号は-です。

9行目、hensu1からhensu2を引き、その結果(2)をhensu3に代入しています。

掛け算の記号は*(アスタリスク)です。

12行目、hensu1にhensu2を掛け、その結果(80)をhensu3に代入しています。

割り算の記号は/です。

15行目、hensu1をhensu2で割っています。その結果は1.25になるはずですが、出力されるのは1です。これはhensu1、hensu2が整数型の変数なので答えも整数になるからです。

これは代入される側(=の左側)の変数の型によりません。整数型同士では割り算された状態で答えも整数になってしまいます。

18、19行目、したがってfloat型の変数であっても、出力されるのは1.0です。

割り算の余りを求める記号は%です。

22行目、hensu1をhensu2で割った余りを求め、その結果(2)をhensu3に代入しています。

画面左上、右向きの三角形のボタンを押すと、画面下部に計算結果が出力されるはずです。

println()による出力結果

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コメント

プログラム内にプログラムには影響しないメモなどを書くときに使うのがコメントです。

int hensu1 = 10;
int hensu2 = 8;
int hensu3 = 0;
//float hensu4 = 0;

hensu3 = hensu1 + hensu2; //足し算を行う
println( hensu3 );

hensu3 = hensu1 - hensu2;
println( hensu3 );

hensu3 = hensu1 * hensu2;
println( hensu3 );

hensu3 = hensu1 / hensu2;
println( hensu3 );
/*
hensu4 = hensu1 / hensu2;
println( hensu4 );
*/
hensu3 = hensu1 % hensu2;
println( hensu3 );

//は行コメントと呼ばれ、書かれたところから1行の終わりまでが、プログラム的に無視されます。

4行目、行頭に//が書かれていますので、この1行はプログラムに影響しません。

6行目、//が書かれたところから行末までは、プログラムに影響しません。このような分かり切ったコメントを書くことはありませんが、もう少し複雑な場合、このように行の説明を付加することがあります。

/*から*/まではブロックコメントと呼ばれ、その2つの間が、プログラム的に無視されます。

17行目から20行目までがブロックコメントです。

行コメントもブロックコメントも、プログラム内に説明や覚書を記すほか、一時的に実行させたくないけれど消してしまいたくはないプログラムを、実行させないために利用されます。

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