油絵学科 絵画コース

油絵を中心に、
現代の多様で新しい造形・絵画を創造。

油絵を中心に、幅広い絵画表現を追求するコースです。学生は初心者から経験者までさまざまですが、すべての学生が同じ スタートラインに立ち、対象をしっかり捉える描写力、絵画を成り立たせる要素や技法など、まず基礎力を充実させます。最終目標は、自分の「描きたいもの」を絞り込み、それを具体的な形にしていくことです。

そこで大切なのは、「描く楽しさ」 を知り、深めていくこと。教員は、 個人指導によって各自の創造活動をサポートし、描く楽しさ、その醍醐味を共有していきます。 集大成である卒業制作では、毎年、教員も驚くほどの作品が並びます。

絵画コースの卒業制作作品をご紹介。

「貝の家」F100 キャンパス 油彩
2016年度卒業制作

朽ちていくタイヤを住処に生き続ける貝

海に川が流れ込む河口付近で、
半分が砂に埋もれた古タイヤと出会う。
人が捨てたものなのか、漂流したものなのかは不明だが、
そこには貝が住みつき、潮の干満に何年も
さらされてきたことがわかる。
朽ちていくタイヤを家として生き続けようとする貝の姿を
作品として描き上げた。

柳内 秀水

油絵学科 絵画コース 2016年度卒業

「水の知る感触 湿原」F100 パネル、油彩、オイルパステル、布、木、コラージュ
2015年度卒業制作

大いなる力のためにただの筆となり描きたい

私の創作意欲を掻き立てるもの、水。
変幻自在の流動性、透明感、反射、音、精神性…
水を感じながら森の中を歩くのが心地よい。
一体感。それは私をあるがままの存在にさせ、
この大いなる力のための、ただの筆になり
描きたいと願わせる。水の立場を想像し、
湧いてくる思いがひとつの調和になるまで描いた。

金澤 京和

油絵学科 絵画コース 2015年度卒業

絵画コースの学習プロセス

【1年次】絵画Ⅰ。【2年次】絵画Ⅱ。【3年次】絵画Ⅲ、絵画Ⅳ、絵画Ⅴ、絵画Ⅵ。【4年次】絵画&#8550、卒業制作;。【1年次】絵画Ⅰ。【2年次】絵画Ⅱ。【3年次】絵画Ⅲ、絵画Ⅳ、絵画Ⅴ、絵画Ⅵ。【4年次】絵画&#8550、卒業制作;。

1・2年次

「絵画Ⅰ」では、静物をモチーフに、物の見方や造形の考え方の基本を学びます。「絵画Ⅱ」では、名画を参考にしたモチーフによる制作を行います。

3年次

「絵画Ⅲ」から「絵画Ⅵ」までは、具象的表現のA系、非具象的表現のB系のどちらかを選択しながら個々の表現を探り、さらに「絵画Ⅶ」の自由制作によって、それぞれが「描きたいもの」を掘り下げ、卒業制作へと展開していきます。

「絵画Ⅲ」では、「自然と生命」をテーマに、対象を観察し、発見を大切にした制作を、「絵画Ⅳ」では、「人と身体性」をテーマに、表現の身体性に注目した制作を学びます。「絵画Ⅴ」では、「素材と表現」をテーマに、さまざまな素材を取り入れて制作を行います。

4年次

「絵画Ⅵ」では、「空間と構造」をテーマに、絵画固有の世界にアプローチする技法を学びます。「絵画Ⅶ」では、自らテーマを設定し、表現内容を掘り下げ、それをどのような素材でどう表現していくか明確にしながら、卒業制作につながる制作を行います。

絵画コースの科目をピックアップ。

静物をモチーフにした油彩

絵画Ⅰ(1・2年次)静物を描く

物の見方や造形の考え方を学ぶ上での普遍的なモチーフである静物を描き、対象の造形的正確、構図・構成などを追求します。

  • 静物をモチーフにしたクロッキー・木炭デッサン・油彩制作(通信授業課題)
  • 静物をモチーフにした木炭デッサン・油彩制作(面接授業課題)
二人の人物を組み合わせた油彩

絵画Ⅳ(3年次)人と身体性

古来、造形表現の主要なテーマである人体。
それはさまざまな経験や感情を呼び起こし、私たちはそれを自らの身体を通して描きます。
観念的な捉え方を突き崩し、新たな表現の可能性を模索します。

  • 人体をモチーフにクロッキー・デッサン・平面作品の制作(通信授業課題)
  • 「人と身体性」をテーマにデッサン・平面作品の制作(面接授業課題)
日常の風景を「断片の風景」として捉えた油彩

絵画Ⅵ(4年次)空間と構造

絵画における空間は、人間の想像力の所産である。
素材、構図、形態、色彩などの構造化された関係性の中から、絵画に固有の豊かな世界の創造に向かう。

  • 空間と構造を意識した風景のクロッキー・デッサン・平面作品の制作(通信授業課題)
  • 空間と構造をテーマにしたクロッキー・デッサン・平面作品の制作(面接授業課題)

絵画コースの履修モデル

1年次

造形基礎Ⅰ
造形基礎Ⅱ
造形基礎Ⅲ
造形基礎Ⅳ
デッサンⅠ
絵画研究Ⅰ
絵画Ⅰ

2年次

デッサンⅡ
デッサン研究
絵画研究Ⅱ
絵画Ⅱ
彫塑Ⅰ
彫塑Ⅱ
彫塑Ⅲ
彫塑Ⅳ

3年次

複合的表現Ⅰ
絵画表現Ⅰ
絵画表現Ⅱ
絵画Ⅲ
絵画Ⅳ
絵画Ⅴ

4年次

複合的表現Ⅱ
絵画Ⅵ
絵画Ⅶ
卒業制作

  • は必修科目
  • 上記のほかに、造形文化科目(自由選択)を卒業までに50単位(内20単位は1・2年次に)修得する。
  • 2年次編入学生は「造形基礎Ⅰ〜Ⅳ」と「絵画Ⅰ・Ⅱ」が必修。
  • 3年次編入学生で、基礎的な造形学習を受けた人でも、日本画の基礎学習が不十分な人は「絵画Ⅰ・Ⅱ」を履修することが望ましい。

絵画コースのスクーリング。
教員や仲間との交流がよい刺激に。

絵画Ⅰ

絵画Ⅲ(B/抽象系)

絵画Ⅴ(A/具象系)

絵画コースの4年間の学費例をシミュレーション。

入学時には選考料・入学金、卒業までには授業料のほか、スクーリング受講料(面接授業)などが必要です。スクーリングは卒業までに30単位修得しなければなりませんので、年間平均で7~8単位のスクーリングを受講することになります。最短で卒業した場合、学費の概算は下表のとおりです。

1年次入学の場合

年次 選考料・入学金 授業料 スクリーング受講料 合計
1年次 10,000円 + 30,000円 285,000円 13,000円 × 4単位 377,000円
2年次 285,000円 13,000円 × 2単位 311,000円
3年次 285,000円 13,000円 × 7単位 376,000円
4年次 285,000円 13,000円 × 6単位 363,000円
1,570,000円

2年次編入学の場合

年次 選考料・入学金 授業料 スクリーング受講料 合計
2年次 20,000円 + 30,000円 285,000円 13,000円 × 6単位 413,000円
3年次 285,000円 13,000円 × 7単位 376,000円
4年次 285,000円 13,000円 × 6単位 363,000円
1,152,000円

3年次編入学の場合

年次 選考料・入学金 授業料 スクリーング受講料 合計
3年次 20,000円 + 30,000円 285,000円 13,000円 × 7単位 426,000円
4年次 285,000円 13,000円 × 6単位 363,000円
789,000円
  • スクーリングを鷹の台キャンパス・吉祥寺校・三鷹ルームで受講した場合の受講料で計算しています。
  • 2年次・3年次編入学の例は、入学時に既修得単位をスクーリング単位として認定された場合です。
  • 受講する科目によっては別途教材費がかかるものもあります。
  • 不合格によりスクーリング再受講となった場合、新たに同一の受講料・申込みが必要です。
  • 参考図書等の購入代金・材料費・課題の郵送料等は含まれません。