油絵学科 日本画コース

素材や材料と密接な結びつき。
日本画のさまざまな技法と表現を学ぶ。

絵画は、東洋画の伝統を受け継ぎながら、風土に根ざした独自の表現世界を築き上げ、今日、さらに現代絵画としての創造性を高めています。日本画の特徴は、描画材としての岩絵具、箔、泥、墨、支持体としての和紙、絹、板、漆喰など、素材や材料と密接に結びついていることです。それらを扱い、線描やたらし込みなどさまざま技法を使って描くことは、日本画ならではの表現を学ぶことでもあります。

本コースでは1・2年次に、日本画の用具を揃える、扱う、自由に使いこなすに重点を置き、3年次では古典模写、身体の描写等を通して基礎力の充実をはかります。そして、4年次からは、自由なテーマでオリジナルな表現を追求していきます

日本画コースの卒業制作作品をご紹介。

「わたし」P100 高知麻紙、岩絵具、水干絵具、墨、胡粉
2017年度卒業制作

友人の住む町と 私の住む町に咲いた花

友人の住む益城町と私の住む町に咲いている花を描いた。 種類は同じでも全く違っていて寂しい。 友人の痛みは理解できないけれど、 花が咲くようにまた一緒に笑えることを祈って描いた。 生きていることは美しい。 それはきっと「あなた」にも言えることだと思う。

宮尾有希子

油絵学科 日本画コース 2017年度卒業

「駅前舗道の秋」P100 雲肌麻紙 岩絵具
2017年度卒業制作

身近な景色、そのイメージを描く

毎日通勤で歩いている駅前の秋。 ハトが集まる舗道の、イチョウの葉の黄色が目に美しい。 自分の生活圏で移ろいゆく景色。 身近な季節のイメージを描く

斎藤昌之

油絵学科 日本画コース 2017年度卒業

日本画コースの学習プロセス

【1年次】日本画Ⅰ。【2年次】日本画Ⅱ。【3年次】日本画Ⅲ、日本画Ⅳ、日本画Ⅴ。【4年次】日本画Ⅵ、日本画&#8550、卒業制作。【1年次】日本画Ⅰ。【2年次】日本画Ⅱ。【3年次】日本画Ⅲ、日本画Ⅳ、日本画Ⅴ。【4年次】日本画Ⅵ、日本画&#8550、卒業制作。

1・2年次

「日本画Ⅰ」では、基礎としての写生と制作のプロセスや、日本画用具の使い方などの基本的な技法を習得します。「日本画Ⅱ」では、風景のデッサンと制作、用具の使い方の充実などを学びます。

3年次

「日本画Ⅲ」では、古典模写と描写や、線描・彩色などの技法を研究します。「日本画Ⅳ」では、人物のデッサンと制作、人物と空間の関係、構成などの追求を通して、さらなる技法の向上を目指します。「日本画Ⅴ」では、和紙と絹による制作、支持体の研究などを行います。

4年次

「日本画Ⅵ」では、自由制作を通した対象の形象化、意匠化、装飾的表現によるオリジナリティの追求などを行います。「日本画Ⅶ」では、引き続き自由制作を通して、独自の表現について研究しながら、卒業制作につながる制作を行います。

日本画コースの科目をピックアップ。

植物をモチーフにした日本画

日本画Ⅰ(1・2年次)写生・描く/用具・素材の使い方

鉛筆と筆による写生(デッサン)を通して基礎としての表現法を学び、日本画独自の岩絵具、和紙、墨、膠等に親しみ、墨による骨描、たらし込み等の基本的な技法を習得します。

  • 植物、野菜をモチーフにした鉛筆デッサン(通信授業課題)
  • 筆を用いた墨と彩色によるデッサン(通信授業課題)
  • モチーフによる日本画制作(面接授業課題)
古典模写

日本画Ⅲ(3年次)模写と描写

絵巻物や障壁画等の模写を通して、日本画の素材が古来どのように扱われてきたのかを探り、美しい線を生む筆力、各種の線描、彩色の技法、地作りから仕上げまでの工程等を習得します。

  • 筆を用いた線描・デッサン(通信授業課題)
  • 古典模写(面接授業課題)
意匠を用いた日本画制作

日本画Ⅵ(4年次)自由制作・形象化

日本画におけるオリジナリティの追求の試みとして、対象の形象化、意匠化とその構成について学び、日本画の特徴的な素材である金箔、銀箔の扱い方、それらを用いた装飾的な空間表現を試みます。

  • 対象の形象化と、制作プロセスを考えた日本画制作(通信授業課題)
  • 意匠を用いた日本画制作(面接授業課題)

日本画コースの履修モデル

1年次

造形基礎Ⅰ
造形基礎Ⅱ
造形基礎Ⅲ
造形基礎Ⅳ
デッサンⅠ
絵画研究Ⅰ
日本画Ⅰ

2年次

デッサンⅡ
デッサン研究
絵画研究Ⅱ
日本画Ⅱ
造形総合科目
(各自が自由に選択)

3年次

絵画表現Ⅰ
絵画表現Ⅱ
日本画Ⅲ
日本画Ⅳ
日本画Ⅴ

4年次

複合的表現Ⅰ
日本画Ⅵ
日本画Ⅶ
卒業制作

  • は必修科目
  • 上記のほかに、造形文化科目(自由選択)を卒業までに50単位(内20単位は1・2年次に)修得する。
  • 2年次編入学生は「造形基礎Ⅰ〜Ⅳ」と「日本画Ⅰ・Ⅱ」が必修。
  • 3年次編入学生で、基礎的な造形学習を受けた人でも、日本画の基礎学習が不十分な人は「日本画Ⅰ・Ⅱ」を履修することが望ましい。

日本画コースのスクーリング。
教員や仲間との交流がよい刺激に。

日本画Ⅰ

日本画Ⅲ

日本画Ⅴ

日本画コースの4年間の学費例をシミュレーション。

入学時には選考料・入学金、卒業までには授業料のほか、スクーリング受講料(面接授業)などが必要です。スクーリングは卒業までに30単位修得しなければなりませんので、年間平均で7~8単位のスクーリングを受講することになります。最短で卒業した場合、学費の概算は下表のとおりです。

1年次入学の場合

年次 選考料・入学金 授業料 スクリーング受講料 合計
1年次 10,000円 + 30,000円 285,000円 13,000円 × 4単位 377,000円
2年次 285,000円 13,000円 × 2単位 311,000円
3年次 285,000円 13,000円 × 7単位 376,000円
4年次 285,000円 13,000円 × 6単位 363,000円
その他(1年次~4年次の間) 13,000円 × 11単位 143,000円
1,570,000円

2年次編入学の場合

年次 選考料・入学金 授業料 スクリーング受講料 合計
2年次 20,000円 + 30,000円 285,000円 13,000円 × 6単位 413,000円
3年次 285,000円 13,000円 × 7単位 376,000円
4年次 285,000円 13,000円 × 6単位 363,000円
1,152,000円

3年次編入学の場合

年次 選考料・入学金 授業料 スクリーング受講料 合計
3年次 20,000円 + 30,000円 285,000円 13,000円 × 7単位 426,000円
4年次 285,000円 13,000円 × 6単位 363,000円
789,000円
  • スクーリングを鷹の台キャンパス・吉祥寺校・三鷹ルームで受講した場合の受講料で計算しています。
  • 2年次・3年次編入学の例は、入学時に既修得単位をスクーリング単位として認定された場合です。
  • 受講する科目によっては別途教材費がかかるものもあります。
  • 不合格によりスクーリング再受講となった場合、新たに同一の受講料・申込みが必要です。
  • 参考図書等の購入代金・材料費・課題の郵送料等は含まれません。