取得可能な資格

教職課程

「美術」「工芸」「情報」の教員を養成

本学では、教職に就くことを目的とする方のために、教員免許状を取得するための教職課程を開設しています。教員免許状を取得しようと考えている方は、卒業に必要な単位のほかに、教職課程の単位を併せて修得していきます。教職課程の科目を履修するためには、入学後に教職課程へ登録手続を行う必要があります。
なお、現職の教員の方を対象とした科目等履修生の教職生制度もあります。該当する方はそちらも併せて確認してください。

1.教職課程のカリキュラム

本学の教職課程は、2年次から卒業までの3年間のカリキュラムを基本としています。教職課程を履修される方は、卒業のための学習のほかに、免許状取得に必要な単位を修得し、教育実習、介護等体験を行わなければならないため、通常の学生よりも修得すべき単位が多くなります(ただし、卒業所要単位に算入できます)。
3年次に編入学される方は、卒業と免許状取得に向けて厳しい学習計画が必要となります。1・2年次に入学される方でも、お仕事等学習に多くの時間を割けない方は、免許状の取得までに、カリキュラムの3年間に1~2年をプラスした4~5年間の学習計画が必要になるでしょう。

2.取得できる教員免許状

本学で取得できる免許状は次のとおりです。

油絵学科・工芸工業デザイン学科・芸術文化学科 デザイン情報学科
中学校1種(美術)教員免許状
高等学校1種(美術)教員免許状
高等学校1種(工芸)教員免許状
高等学校1種(情報)教員免許状

※油絵学科・工芸工業デザイン学科・芸術文化学科でも、高等学校1種(情報)教員免許状の取得は可能です。
※デザイン情報学科でも、中学校1種(美術)教員免許状、高等学校1種(美術)教員免許状、高等学校1種(工芸)教員免許状の取得は可能です。

免許状取得にあたっての注意事項

● 教員免許状は、免許状の取得に必要な条件を充足した者に対し、教育職員免許法にもとづいて、都道府県教育委員会により授与されます。

● 本学の教育課程は平成10年に改正された新免許法の課程です。旧免許法により免許状を取得することはできません。

● 教員免許状の有効期間は10年間です。免許状の有効期間を更新するためには、2年間で30時間の免許状更新講習を受講・修了することが必要です。

● 法令により、次の各号に該当する方は、教員免許状を取得することはできません。
〔教育職員免許法第5条第1項第3号~第7号〕
 第3号 成年被後見人又は被保佐人
 第4号 禁錮以上の刑に処された者
 第5条 第10条第1項第2号又は第3号に該当することにより免許状がその効力を失い、当該失効の日から3年を経過しない者
 第6号 第11条第1項から第3項までの規定により免許状の取上げ処分を受け、当該処分の日から3年を経過しない者
 第7号 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又はこれに加入した者

3.教職課程履修費

教職課程を履修するためには、教職課程履修費が必要になります。教職課程履修費は、本学指定の振込用紙を用いて、登録時に一括して納入していただきます。

教育職員免許法[別表第1]にもとづく履修 教育職員免許法[別表第3・4・8]にもとづく履修
114,000円 57,000円

※教職課程履修費の納入は、登録した初年度のみ必要です。

4.教職課程への登録

1. 1年次入学生の登録方法
教職課程への登録は2年次からとなりますので、入学時に登録することはできません。登録方法は月刊誌『武蔵美通信』にてお知らせしています。教職課程へ登録するためには、1年次に「造形文化科目」を12単位以上修得している必要があります

2. 2・3年次編入学生の登録方法
編入学時に教職課程へ登録します。科目の履修登録をする前に教職課程への登録を完了してください。

入学手続 教職課程登録手続 注意点等
入学志願書類の提出 『教職課程ガイドブック』の請求 入学志願書の表面「資格課程の履修について」の項で「教職課程の履修を希望する」にチェックを付ける(教職課程登録手続を行う編入学生は必ずチェックを付けること)。
入学許可通知 教職課程への登録手続 入学許可通知とともに、教職課程への登録手続書類(1年次入学生は、この時点では『教職課程ガイドブック』のみの送付となります)を送付します。 『教職課程ガイドブック』に記載されている手続によって教職課程に登録します。
注意:他大学(または短期大学)で単位を修得している方は、教員免許状取得のための「学力に関する証明書」の発行を受け、教職課程の登録書類と併せて本学へ提出してください。本学で履修すべき単位を通知します。
履修登録・初回教材の送付 『教職課程ガイドブック』の他に、初回教材として送付される『シラバス』『学生ハンドブック』『履修登録の手引き』にもとづき、履修登録する科目を決定します。
履修登録を一度行うと、科目の追加・変更・削除はできませんので注意してください。
履修登録を行う前に、必ず教職課程への登録手続きを済ませておいてください。

5.教員免許状の取得方法

教員免許状を取得するには、教育職員免許法と本学のカリキュラムにもとづいて単位を修得する必要があります。下表にあるとおり、すでに免許状を取得しているなどの学修歴によって単位の履修方法(根拠法令)が異なります。必要な単位数も異なりますので、よく確認してください。

所有している免許状 取得希望の免許状 教職勤務年数 根拠法令
なし、または下記以外 中学1種(美術)
高校1種(美術・工芸・情報)
不問 教育職員免許法第5条
[別表第1]にもとづく
中学2種(美術) 中学1種(美術) 5年以上 教育職員免許法第6条
[別表第3]にもとづく
高校臨時(美術) 高校1種(美術)
高校臨時(工芸) 高校1種(工芸)
高校臨時(情報) 高校1種(情報)
中学1種・専修(他教科) 中学1種(美術) 不問 教育職員免許法第6条
[別表第4]にもとづく
高校1種・専修(他教科) 高校1種(美術・工芸・情報)
小学校1種・2種・専修 中学2種(美術) 3年以上 教育職員免許法第6条
[別表第8]に基づく
高校1種・専修(美術)
中学1種・専修(美術) 高校1種(美術)
中学1種・専修(技術) 高校1種(情報)

6.修得すべき単位数

教育職員免許法第5条[別表第1]本学指定科目をすべて修得した場合(法律上の内訳とは若干異なります)

科目および実習 中学1種(美術) 高校1種(美術) 高校1種(工芸) 高校1種(情報)
教科に関する科目 24 22 20 20
教職に関する科目 31 25 25 25
教科または教職に関する科目 4 12 14 14
59 59 59 59
教育職員免許法施行規則
第66条の6の科目
日本国憲法・体育
外国語コミュニケーション・情報機器の操作
各2単位
合計 67 67 67 67
介護等体験 必要 不要※ 不要※ 不要※
教育実習 3~4週間 2~3週間 2~3週間 2~3週間

※中学1種(美術)との同時取得を希望する場合は必要になります。

教育職員免許法第6条[別表第4]

中学1種(美術) 高校1種(美術) 高校1種(工芸) 高校1種(情報)
教科に関する科目 24 22 20 20
教職に関する科目 8 4 4 4
合計 32 26 24 24

教育職員免許法第6条[別表第3・別表第8]
教育職員免許法第6条別表第3、別表第8により単位を修得する場合、勤務年数等によって履修すべき科目や単位数が変わります。所轄の都道府県教育委員会に相談し、指導を受けてください。

7.他大学(または短期大学)で修得した単位の取り扱い

[教育職員免許法第5条別表第1によって免許状を取得する方]
他大学(または短期大学)を卒業・退学されている方は、出身大学にて教員免許状申請用の「学力に関する証明書」(新法形式)の発行を受け、教職課程登録書類と併せて大学へ提出してください。新規登録時の一回に限り、証明書の内容により、本学で修得の必要な単位等を個別に通知します。

※「成績証明書」では、修得済単位の判定ができませんので、必ず「学力に関する証明書」を提出してください。
※出身大学で教職課程を履修していない場合でも、単位の証明を受けられる場合があります。証明が受けられるかどうかは、出身大学へお問合せください。
※本学短期大学部通信教育課程に在籍していた方は、提出不要です。
※一度通知したあとに、別教科や別校種の免許状を追加した場合でも再度の通知は行いません。

[教育職員免許法第6条別表第4]によって免許状を取得する方
本学指定科目をすべて履修する必要があります。他大学で修得した単位は認められません。

[教育職員免許法第6条別表第3・別表第8]によって免許状を取得する方
所轄の都道府県教育委員会により修得するべき単位の指導を受けてください。