学科・コースのご紹介

造形研究コース

造形の歴史・理論、研究の方法論などの学習を通して、
真摯な研究者、優れた鑑賞者を育てる。

美術館や出版物、TVなどを通して多くの人が美術に親しみ、デザインや建築もまた、生活の一部として私たちを取り巻いています。造形研究コースは、こうした造形芸術を深く理解し、それを自分の言葉で表現できる真摯な研究者、優れた鑑賞者を育てることを目的としたコースです。
学習内容には、造形史、造形論、媒体研究の3つの柱があり、これらを横断的に学びながら、文献資料の読解や分析、研究テーマの発見、テーマに沿った見解の構築といった研究の方法論を身につけていきます。
また、造形文化科目に、美術史や美術論などに関する重要な科目が開設されており、造形の歴史や理論についての基礎的な知識を得ることができます。さらに、実技やフィールドワークの重視など、ムサビ通信ならではのカリキュラムによって、自分の目でナマの現象を捉え、そこから問題を発掘していく力を養います。
造形がいかにして今日のような存在になり、われわれに何をもたらしてきたのか。造形が身近なものになり、情報があふれている今だからこそ、そのことを改めて考えることの意味は、私たち自身を知るうえでも、人間の未来にとっても、決して小さくないと言えるでしょう。

学習の指標となる領域

zoukeikenkyu_chart

媒体研究

造形作品を支える物質的な形態やそれを支える技術的な背景について考えることを通して、造形をそれぞれの時代の文化的・社会的な構造との関わりにおいて捉えることを意図しています。特に、印刷文化論、映像文化論などの造形文化科目で得られる認識は、現代の私たちにもつながる、近代における大衆文化の成立と印刷術や写真術などの複製技術との密接な関連を知る基盤となります。
(関連科目 : 造形文化科目における美術理論関連科目、編集研究、媒体組成研究など)

造形論

造形という現象を知的な理解と説明の対象として捉えることを通して、造形についてのさまざまな知見を把握し、それらの知見を比較分析しながら、自らの言葉で造形を語り記す手だてを身につけることを目指しています。なかでも、民芸論、美術論、現代芸術論、工芸論などの造形文化科目で示される課題は、造形を論ずる際のさまざまなアプローチを発見する手がかりとなるでしょう。
(関連科目 : 造形文化科目における美術理論関連科目、造形学概論、造形学研究など)

造形史

美術・デザイン・建築など、さまざまな造形領域の歴史を学ぶことを通して、造形の多様性やその成立の背景への理解を獲得します。とりわけ、日本美術史、東洋美術史、西洋美術史、建築史、デザイン史などの造形文化科目における学習は、人類がつくり出した膨大な作品群を歴史的に把握する視点を養うとともに、そうした歴史的な視点自体を常に捉え直す意識にもつながっていきます。
(関連科目 : 造形文化科目における美術史関連科目、造形民俗学など)